ソフトバンク音声定額に「あれ、高くない?」――KDDI田中社長の決算会見囲みにツッコミ:石川温のスマホ業界新聞(1/2 ページ)

» 2014年02月07日 12時14分 公開
[石川温]
「石川温のスマホ業界新聞」

 1月30日、KDDIは2014年3月期第3四半期決算会見を開催した。会見後、田中孝司社長の囲みが行われた。いつも通りに突っ込んで行きたい。

この記事について

この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2014年2月1日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額525円)の申し込みはこちらから。


―― スマホの販売台数を下方修正したようだが。

田中社長 もう少しスマホシフトの鈍化が後ろになるかと思ったら、そうでもなかった。ちょっと安全サイドに振っている感がある。4Qは3Qよりももう少し台数が出るのはないかとは見ている。引いて計算していただくと4Qのほうが上を言っていると思う。

―― 端末全体では上方修正だったが、あれは何なのか。

田中社長 端末のなかにはいろんな端末があるので、それを含めた数字ですね。

―― フィーチャーフォンが思った以上に売れているのか。

田中社長 それもありますね。秋に出したフィーチャーフォンが結構、売れてますね。GRATINAとか。

―― どういった層に売れているのか。

田中社長 フィーチャーフォンをいま持っている方。スマホにはなかなかいけないといったら怒られるかも知れないが、スマホにシフトしたラインナップになっていたところで、フィーチャーフォンの新しい端末を出したので、それがそのままお客様に受け入れられた。

(★ いまこそ、「スマホだけでなくフィーチャーフォンも本気で取り組みます」とか宣言したら、他キャリアからユーザー獲得できそうな気がするのだが)

―― スマホからフィーチャーフォンに戻られたという人はいないのか。

田中社長 いないと言われたら、いないことはないだろうが、顕在化しているかいえば、そんなことはない。(★ 初期のAndroidで嫌気がさした人はどこに行っているのだろうか)

―― ビジネスマン層、割と若い層もフィーチャーフォンなのか。

田中社長 使っている人は使っていると思う。戻るというのはあまりないと思う。

(★ 一般メディアは「スマホ成長にブレーキ。ガラケー回帰」という記事を書きたくて仕方ない感じ。いろんな広報に聞くと、新聞記者からガラケーが売れているのかという質問を多くもらうと言っていたし)

―― そう言った層にファブレットやタブレットを提案していくのか。

田中社長 やっぱり、皆さんも同じような考えをお持ちになっていると思うが、スマホを使い切った人は、新たなデバイスを欲しくなるのは事実ですし、5インチ以下のスマホをお持ちの方は大きなものを欲しくなると言うのは顕著に出てしますし、そういう人は2台もたれていますね。そうじゃなくて、1台で済ませたいと言う人は大きなファブレットというのはありますね。

 一部の男性、シニアといったら怒られるな、年配層からするとフィーチャーフォンとタブレットというパターンもありますね。

(★ フィーチャーフォン+iPadというのが最強の組み合わせかな。アップルもフィーチャーフォンを出せばいいのに)

―― データシェアプランはどれくらい利用されているのか。

田中社長 結構、使っている。先ほどあったようにスマホは下方修正しているのに、純増数は上方修正しているというのは、そういう人たちの数が寄与していると思っている。

(★ 確かにデータシェアプランは見た目、お得に見えるのがいい。春以降は2GBにしちゃって勢いが止まらないのか心配)

―― タブレットは伸びているのか。

田中社長 伸びている。タブレットは日本では売れないのではないかと思っていたが、そうではないなと、最近、ちょっと明るくなっている。

(★ 確かに外で使うかわからないものに5000円近い通信費がかかるのは高いと感じてしまうが、データシェアプランやMVNOが出てきたのは追い風だ)

―― 念のために聞きますが、変な抱き合わせで伸ばしているわけではないですよね。

田中社長 さすがにタブレットとスマホの抱き合わせというのはなかなかないですね。

(★ フィーチャーフォンとタブレットの抱き合わせはあったりして)

―― 付加価値ARPUが上がっている一方で、抱き合わせ問題もあった。問題を改善したことで伸び率に変化はあるのか。

田中社長 伸び率が少し弱くなっている理由は、フィーチャーフォンからスマートフォンへのシフトが計画比で少し弱め。スマホを買うときに契約するので、影響を受けていると思っている。一方、あまり使われない人は爆速解約ページを作ったので、すぐに辞められる。だから、そんなでもないかなと。結構、エンジョイされているなという気はする。

(★ 爆速解約ページ、言葉的には面白いんだけど、爆速はYahoo!というイメージが強いから、新しい言葉を作って欲しい)

―― ファブレットはすでに発売されているが、出足はどうか。

田中社長 割と好評をいただいているというのが現状。そんなにたくさん売れるとは当然思っていませんから、まぁ、こんなものかなと。そんななかでもXperiaがもう少しポジに出ているという感じ。

(★ G Flexは残念な感じなのだろうな。ま、あれはファブレットというより、曲面スマホとして評価したほうがいいな)

―― 春商戦はキャッシュバックを積み増してでも、数を売っていこうという方向にはならなかったのか。

田中社長 積み増すというか、適切なキャッシュバック。

(★ 近所のauショップじゃiPhone5sに5万円のキャッシュバックがついている。これが適切なのか、とちょっとビックリ。と言うことで、次の質問をしてみた)

―― 適切というのはどれくらいなのか。いまぐらいのを指すのか。

田中社長 わりと気持ちいいなと思っている。

(★ まぁ、5万円をもらう側からすれば気持ちいいかも知れないが。でも、MNPするだけで5万円もらえるって、気持ち悪いものだと思う)

―― 結構、大盤振る舞いな感もあるが。

田中社長 大盤振る舞いが出ているところもあるかも知れないが、平均するとそんなには。

―― ソフトバンクが音声定額を仕掛けてくると、あれに引っ張られる恐れもあると思うが。

田中社長 意外と居ないんじゃないのかな。

―― あれはあまりインパクトはないのか。あの設定をどうみているか。

田中社長 高くない? っていう風には思いますけどね。

(★ 名言いただきました。でも、これって、消費者の感覚に近いと思うし、いいメッセージになっていると思う。で、さらに次の質問をしてみた)

―― KDDIがやるとしたら、適切な音声定額プランになるのか。

田中社長 今年の流行語大賞にぜひとも皆さん、応募していただければ。

(★ 適切つながりで見事にはぐらかされた感じ。少なくともスマホ業界の流行語大賞にはノミネートされるだろう)

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