俺はこういう電話が使いたいんだよふぉーんなハナシ

» 2014年04月01日 18時15分 公開
[長浜和也ITmedia]

これが! 幻の! iPhoneプロトタイプ! だったらどうする!

 このところ、急に気温も上がってきて、桜もいきなり満開となって、おいちょっとまってくれこれでははなみできないじゃないか、と、手も汗ばむ陽気となったきょうこのごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 そう、私は(体型のせいもあって)手のひらが異常に汗ばんでしまうんですよ。そうなると、使えなくなるのがタッチパネル。静電容量タイプになると一気に感度が悪くなるばかりか、変に感度がよくなって、全然関係ない操作に反応して“不慮の事故”が発生することもしばしばです。

 ああっ! もうっ! タッチパネルなんか嫌いだー! ついでに、テンキー入力も大っ嫌いだー!

 こんな私にとって、史上最強の電話が「X02HT」です。いや、でした。ソフトバンクモバイルから2007年夏モデルで登場して、すでに修理受付も2013年1月末に終わってしまった退役モデルです。ストレートタイプのボディに2.4インチディスプレイ、解像度はわずか240×320ピクセルのタッチ操作非対応ディスプレイとQWRTYハードウェアキーボードを載せています。OSはなんとWindows Mobile 6.0 Standard。なつかしー。

やあ、ぼくを覚えているかい? X02HTだよ。オリジナルはHTCのCavalierなんだ

 ストレートボディにQWERTYキーボードを載せた携帯電話というと、BlackBerryが主流でした。というか、高機能携帯電話というと海外ではBlackBerryがほとんどだったのです。最初、親指タイピングはHP200LXのサイズが限界でしょ、と思い込んでいた私ですが、でかい米国人がぶっとい指でチマチマチマチマチマチマチマチマBlackBerryでタイピングしているのを見て、んん? あつらが使えるなら私も使えるんじゃないの? と考えるようになりました。

 ただ、BlackBerryのラインアップはどれもキーボードが固い。そして、当時QWERTYキーボード搭載モデルを日本でも出していたNokiaもキーボードが固い。ところが、X02HTのキーボードは打ったことがはっきりと分かるほどに固くて、かつ、打ち続けても疲れないほどに柔らかい。まさに、べすとおぶすまーとふぉんきーぼーど。

 そして、タッチ操作なんか使わせないぜ!といわんばかりのWindows Mobile 6.0 Standardのおかげで、操作のほとんどはカーソルキーだけで完結するのです。これがとっっっっっっっても楽。しかも、Windows由来だけに、何かと“ごにょごにょ”遊べて楽しいのですよ、これが。

 いまや、新モデルは画一的な板となり、QWERTYキーボードは「要望があれば当然作りますが」(まずないでしょう)という状況で、(Androidで一部法人向けにはあるものの)ストレートタイプのQWERTYキーボード搭載モデルは、もうでないんですかねー。一番使いやすかったのになー。

うぉー、打ちやすいぞー! 実際、このデバイスで記事1本まるまる書いてしまったことも数多くあるのだ(写真=左)。キーボードがあるんだから、アプリランチャーは「KTPocketLaunch」で決まり。いやー、ほんと使いやすかったなあ(写真=右)

 そういえば、私が購入したのは、当時一番人気のなかった「ホワイト」モデルなんですが、この色合いが、なんとなく当時のMacbookによーく似ていたんですよ。そんなもんだから、つい出来心でこんなホーム画面と組み合わせてみたのです。

フォントにOSAKAを使うと、一層だましやすくなります(画像の一部に自主規制)

 これで、「実はこれ、ソフトバンクモバイルとAppleが共同で試作したiPhoneのプロトタイプなんだよおー」と見せると、10人中6人と意外な高確率で「ええええ! すごーい」とだまされてくれます。よーくみると、画面左下隅にWindowsのロゴがあるのですが、いかんせん、最近の若い人はWindows Mobileは当然として、Windows Phoneの実物も見たことがありません。

 ということで、2014年も、隣席の2年目女子を軽くだました4月1日でありました。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月29日 更新
  1. 修理費で13万円超えも 折りたたみスマホに「端末保険」が事実上必須といえる理由 (2026年04月27日)
  2. iPhone 17/17 Pro/Airシリーズの純正ケースがセールで最大31%オフに (2026年04月27日)
  3. 相互交換が始まった「PayPayポイント」と「Vポイント」のお得な活用法 6月の“ルール変更”にも要注意 (2026年04月28日)
  4. iOS向け「シンプルメモ」アプリ登場 思いついた内容を即メール送信 (2026年04月27日)
  5. 5万〜6万円台で買えるおすすめスマホ7選 ハイエンド級性能、防水+おサイフ対応、カメラ重視など多彩 (2026年04月27日)
  6. 血圧を測定できるスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」 17%オフで約5万円に (2026年04月27日)
  7. 「Xiaomi 17 Ultra」と「Leitzphone powered by Xiaomi」のカメラはどう違う?【前編】 ベースXiaomi 17 Ultraの写りをチェック! (2026年04月28日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. 3社そろい踏みの「Starlink Direct」 料金で仕掛けるドコモとソフトバンク、先行するKDDIは“サービス”で差別化 (2026年04月25日)
  10. スマホの「残価設定」にメス? 総務省がルール統一を検討も、Appleは「不当な扱い」と猛反発 (2026年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年