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» 2014年05月12日 21時30分 公開

2000円前後で買える、1万mAh超のモバイルバッテリーは“使える”?あやしいバッテリーも(2/2 ページ)

[園部修,ITmedia]
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SW-MB06/smart ways

smart ways SW-MB06 smart ways SW-MB06は、残量表示用LEDが%表記になっている。天面と底面に金属性のプレートが取り付けられており、ちょっと高級感がある

 smart waysの「SW-MB06-BK」は、容量1万mAhのモバイルバッテリー。ボディの一部が金属製で高級感があるが、若干重い。残量表示は4段階で、青色LEDの点灯で確認できる。LEDはパーセンテージ表示になっているなど、安っぽさはない。出荷時には満充電ではないが、一定量充電されているのですぐに利用することも可能だ。ACアダプタは付属せず、パッケージにはMicro USBの短いケーブルが付属する。

 出力はDC5V 2A対応が2つ用意されているものの、2ポート同時に2A出力することはできない。合計2.5Aを2つの端子で分け合う仕様なので、タブレットをつないだらもう一方は残りの容量の範囲での給電となる。ここで取り上げた5製品の中では取扱説明書もしっかり日本語化されていて安心感がある。保証期間は購入日から6カ月。幅82×高さ92×奥行き21ミリ、重さは252グラム。

 充電テストの結果、2回のフル充電と66%までの充電ができた。単純計算で6919mAh分給電できたことになる。1万mAhの7割弱なので、とても優秀だ。

smart ways SW-MB06smart ways SW-MB06 USBポートは側面に2A対応が2つあるが、2ポート同時に2A出力ができる訳ではない。短いMicro USB−USBケーブルが1本付属する

CITUS NEO X1/サイタステック

CITUS NEO X1 CITUS NEO X1は、側面にLED表示と充電用のMicro USB端子、電源ボタンを備える

 「CITUS NEO X1」は、容量1万mAhのモバイルバッテリー。出荷時はほぼ満充電の状態。バッテリー残量は側面の4つの青色LEDで確認できる。ACアダプタは別売。

 出力はDC5V 1〜2.1Aで、2ポート同時に充電ができる。USB端子は短辺側にある。専用のケースと30センチほどのmicro USBケーブルが付属する。メーカーによる直販で、保証は購入日から12カ月。日本語の取扱説明書を同梱する。サイズは幅60×高さ140×奥行き21ミリ、重さは267グラム。

 実際にSH-06Eに充電した結果、2回のフル充電と48%までの充電ができた。計算すると6448mAhの充電が完了したということ。1万mAhの65%弱で、こちらもそこそこの性能を持っていることが分かる。

CITUS NEO X1CITUS NEO X1 USBポートは短辺側に2つ装備する。2Aで充電したい場合はどちらか一方のみを利用する必要がある。専用のポーチと短いMicro USB−USBケーブルが付属している

ROMOSS Sense 4/サマリヤインポート

ROMOSS Sense 4 ROMOSS Sense 4は、細長いボディのモバイルバッテリー。長辺側の側面に残量表示LED、電源ボタン、充電用Micro USB端子を用意する

 「Sense 4」は、ROMOSSブランドのモバイルバッテリー。中国製で、容量は1万400mAh。出荷時にフル充電されていた。Micro USBケーブルが1本同梱されているだけのシンプルな構成で、ACアダプタは別途用意する必要がある。

 出力はDC5V 2.1Aが1つ、1Aが1つ。端子の横に記載があり、機器に合わせて選べるほか、2台同時の充電もできる。取扱説明書は英語と中国語のものを同梱、日本語はないが、保証期間は購入日から12カ月間ある。幅62×高さ138×奥行き21.5ミリ、重さは237グラム。

 形状は先に紹介したCITUS NEO X1とよく似ているが、LEDの位置や端子の向きなどが微妙に異なる。充電は、何度か試したものの1回のフル充電と40〜63%くらいまでの充電しかできなかった。計算すると最大でも4238mAhくらいしか充電できないということ。品質面に不安がある。

ROMOSS Sense 4ROMOSS Sense 4 USB端子は1A用と2.1A用を1つずつ用意する。スマートフォンはどちらでもいいが、iPadなどを充電する場合は2A対応のポートを利用する。短いMicro USB−USBケーブルを同梱する

モバイルバッテリー 12000mAh/Small Bridge

モバイルバッテリー 12000mAh モバイルバッテリー 12000mAhは、いかにもノーブランドといったパッケージングのバッテリー。残量表示LEDは銀色の細長い帯の部分の下に4つある

 「モバイルバッテリー12000mAh」は、容量は1万2000mAhと大きく、USB端子がある側面に白色LEDのライトも搭載する製品。出荷時は充電されておらず、使用前に充電する必要がある。AppleのiPhone用充電器をまねたデザインのACアダプタと、Micro USB/30ピンDockコネクタ/Lightningコネクタが付いた三つまたのケーブルが付属。iOS 7のiPhone 5sでも、Lightningコネクタで充電ができた。バッテリー残量は電源スイッチの横にある銀色の窓に表示される4つの青色LEDで確認できる。

 出力は2.1A対応のポートと1A対応のポートを1つずつ用意する。側面にシボ加工が施されているが、全体的な見た目は安っぽい。A4サイズの日本語取扱説明書が同梱されていたが、問い合わせ先などの記載はない。保証期間は購入日から6カ月。サイズは幅78×高さ115×奥行き22ミリ、重さは220グラム。

 こちらも充電テストの結果は厳しいものだった。1回はフル充電できたものの、2回目は35%前後までしか充電できなかった。計算上の充電可能容量は3510mAh。1万2000mAhという大容量をウリにしながら、その容量の30%程度しか充電できないというのは商品としてかなり問題があるように思える。

モバイルバッテリー 12000mAhモバイルバッテリー 12000mAh 表面にシボ加工が施された特徴的なボディに、LEDライトも備えるなど面白い製品だが、バッテリーの性能はスペックからはほど遠い。iPhone用の充電器と同じデザインのACアダプタと、Micro USB、Dockコネクタ、Lightningコネクタが付いた三つまたのケーブルが付属するのがユニークだ。

Winten WT-P100S-BK/ネスリーフ

Winten WT-P100S-BK シンプルなデザインのWinten WT-P100S-BK。ブルーやピンク、グリーンなどのカラーバリエーションもある。残量表示LEDは円形のものを天面に4つ備える

 「Winten WT-P100S-BK」は、ノーブランドの中国製モバイルバッテリー。容量は1万mAhで、同じデザイン・仕様の製品が複数の販売店で売られている。入力端子Mini USBなので注意が必要だ。出荷時には7割方充電された状態だった。製品にACアダプタは同梱されていないが、30ピンDockコネクタ、Micro USB、Mini USB、Samsung専用端子、Sony Ericsson専用端子、LG専用端子、Nokia DC 2.0端子、PSP用端子などのアダプタが付いたUSBケーブルが同梱されている。

 出力は2.1A対応ポートと1A対応ポートを各1つ備え、充電したい機器に合わせて選ぶ。取扱説明書はなし。保証期間はパッケージに1年と書かれており、メーカー保証がありそうだが、販売店による保証が受けられるのか不明。問い合わせ先などの記載もない。幅70×高さ99×奥行き23ミリ、重さは214グラム。

 充電テストの結果はまずまずで、2回のフル充電と、23%程度の充電ができた。計算すると5798mAhということで、1万mAhの6割弱といったところだが、許容できるレベルと言える。

Winten WT-P100S-BKWinten WT-P100S-BK USB端子は長辺側の側面に1A対応のものと2.1A対応のものを各1つ備える。DockコネクタやMini USBコネクタ、Micro USBコネクタ、Samsung専用端子、PSP用端子などに変換できる便利なケーブルが付属する

コストパフォーマンスには大きな差 ユーザーレビューは要確認

 実際に製品を入手し、モバイルバッテリーの性能を確認してみたが、やはり2000円前後で購入できる低価格な製品には、ちゃんとしたものからあやしげなものまで、玉石混交であることが分かると思う。安いからと割り切れるのでなければ、すぐに手を出すのではなく、その性能をきちんと見極める必要がある。

 まずはユーザーレビューを参考に、どれくらい使い勝手がいいのか、実際に使っている人はどう感じているのか、判断するのがいいだろう。レビューがない製品には、手を出すべきではないかもしれない。

 一方で、低価格ながらもきちんとしたスペックを確保している製品があるのも事実。smart ways SW-MB06などはなかなかコストパフォーマンスが高い。旅行など、スマートフォンをよく使うシーンの前に、入手を検討する価値はありそうだ。

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