韓LG Electronics MC営業グループ MC日本営業 常務のペ・ヒョンギ氏は、isai FLのベース端末である「LG G3」の市場の評価を紹介した。
G3は、5月下旬にグローバルで発表。ペ氏は各国で報道された記事を紹介しながら、isai FLと同じディスプレイのきれいさが非常に好評で、注目度も高いと胸を張った。G3は世界市場で190事業者にラインアップされ、1000万台の販売を目指している。ちなみにG2は現在、700万台の販売実績があるという。
ペ氏は、「(G3は)全世界で評判がいいので、ベースとなったisai FLも使って満足してもらえる」と自信をのぞかせた。
なお、質疑応答で、SIMフリー端末市場への参入を問われたペ氏は、「日本もMVNOやオープンマーケットがこれから伸びると考えている。MVNO事業者とコンタクトを取りたい。日本仕様ではない端末でも、商品性が高ければ、料金とセット販売で伸びる可能性がある」と、意欲を見せた。
今回のプレスツアーでは、韓国・亀尾(クミ)にあるLG Displayの工場の一部が報道陣に公開された。亀尾の工場は25万坪の敷地に約1万5000人が働いており、スマートフォンを含む中・小型端末で使われる30型以下の液晶が製造されている。ちなみに、大型ディスプレイは坡州(パジュ)市にある工場で製造されている。

LG Displayが製造している液晶のサイズを表したパネル。スマートフォン向けの液晶は写真でピンク色をしている部分の大きさで製造され、カットされる(写真=左)。工場内のショールームではLGが提供する最新のディスプレイが展示。冷蔵庫のドアに使われている透明ディスプレイ。広告などを表示し、タッチすると中が見えるようになる。アディダスの広報活動などで使われた例がある(写真=右)
角度によって3つの異なる表示が見えるディスプレイ。横を歩くと進むにしたがって見える映像が変わっていく。小さいものがカーナビなどで使われ、運転席、助手席、バックシートで3種類の異なる映像を見られるという
とにかく高解像度なWQHD液晶を搭載 写真で解説する「isai FL LGL24」
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