開発者向けのFirefox OS搭載スマートフォン「Flame」の「技適マーク」の表記に誤りがあったことが判明した。メーカーのT2MobileがWebサイトで案内している。
同社によると、本件は法令における表示上の問題であり、当該製品自体は法令の技術基準に適合して認証も取得しており、機能・性能・安全性などに問題はないとのこと。ただし、法令に規定された表示をする必要があるため、T2Mobile側が送料を負担して回収し、技適マークを正しい表示に変更するよう対応する。Flameの技適マークは、バッテリーを取り外した場所にシールとして貼られており、これを差し替える形になる。
T2Mobileは、対象製品のユーザーに問い合わせ窓口までメールにて連絡するよう呼びかけている。
T2Mobile Firefox OS開発者向けリファレンス端末 サポート窓口
電話番号: 03-6687-6928
Email : support-jp@t2mobile.com
技適マークは、電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するマーク。携帯電話はもちろん、無線LANやBluetoothなど、電波を扱う機器を日本で利用するためには、技適マークを付けることが義務づけられている(最近は画面上で技適マークを表示する機種も増えている)。技適マークが付いていない無線機を使用すると、電波法違反になる場合がある。
8/4 17:02追記
T2Mobileによると、誤記の原因は技適マークのプリントミス。本来「R」とプリントすべきだったところを「J」とプリントしていた。正しい表記のシールだけをユーザーに送付することは、「総務省の規定で認められていない」という。ソフトウェアアップデートで画面に技適マークを表示することも「技術的に難しい」とのことだった。
該当端末を発送してから、約5日で正しい技適マークが貼られた端末が返送されるとのこと。
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