1カ月のデータ通信量は1Gバイト未満、通話は1時間未満が最多――MMD研究所調べ

» 2014年08月29日 22時30分 公開
[エースラッシュ,ITmedia]

 MMD研究所は、2014年8月29日に「スマートフォンのデータ通信・通話利用に関する調査」の結果を発表した。調査日は8月19日〜8月20日で、対象者は20代〜60代のスマートフォン利用者。有効回答数は1343人となっている。

 調査によれば、1カ月のデータ通信使用量で最も多いのは「1Gバイト未満」で18.8%。また「2Gバイト未満」が18.2%、「3Gバイト未満」が17.7%となり、合わせて半数以上となった。

 1日の通話時間は75.3%が「10分未満」、1カ月では「1時間未満」が86.1%と多かった。スマートフォン所有者の28.1%が携帯料金体系を理解しておらず、月額料金の明細を見ていないユーザーは37.2%に上る。さらに、通話アプリ利用者のうち、50.7%が「通話アプリで十分」と回答している。

リリース本文

 以下、リリースの本文です。

「スマートフォンのデータ通信・通話利用に関する調査」

1カ月のデータ通信使用量は「1GB未満」が最多、「2GB未満」で約4割、さらに「3GB未満」で5割を超える

スマートフォン所有者(N=1,343)を対象に、利用しているスマートフォンの1カ月のデータ通信量について聞いたところ、全体の約7割が1カ月のデータ通信量を把握していることがわかった。

1カ月のデータ通信量を把握していると回答した人(N=966)を対象に、1カ月のデータ通信量について聞いたところ、「1GB未満」が18.8%と最も多く、次いで「2GB未満」が18.2%、「3GB未満」が17.7%という結果となった。

1カ月のデータ通信量がわからないと回答した人(N=377)を対象に、2GBあたりの参考となるデータ通信量を伝えた上で2GB以内にデータ通信量が収まるかを聞いたところ、73.4%が2GBで足りると回答した。

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1日の通話時間は7割が「10分未満」、1カ月の通話時間は「1時間未満」が8割

次に、1日の通話時間(キャリア番号を使って発信した場合)を聞いたところ、「1分未満」が32.5%と最も多く、次いで「1分以上3分未満」が20.6%、「3分以上5分未満」が13.0%、「5分以上10分未満」が9.2%と、合わせて75.3%が「10分未満」と回答していることがわかった。

また、キャリア番号を使って通話をしている人(N=1,218)を対象に、1カ月の通話時間を聞いたところ、「1分以上3分未満」が15.9%と最も多く、次いで「5分以上10分未満」が14.8%、「1分未満」が14.6%という結果となった。また、86.1%が1カ月の通話時間が「1時間未満」であることがわかった。

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スマートフォン所有者の約3割が「携帯料金体系を理解していない」と回答、約4割が「月額料金の明細を見ていない」と回答

スマートフォン所有者(N=1,343)を対象に、利用している携帯電話会社の携帯料金体系についてどのくらい理解しているかを聞いたところ、「あまり理解していない(22.9%)」「まったく理解していない(5.2%)」を合算すると、28.1%が携帯料金体系を理解していないことがわかった。

また、携帯電話の月額料金の明細をどれくらい見ているかを聞いたところ、「あまり細かく見ていない(25.1%)」「まったく細かく見ていない(12.1%)」を合算すると、37.2%が携帯電話の月額料金の明細を見ていないことがわかった。

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約5割が「キャリア番号を使った発信を使用しなくても通話アプリで十分」と回答

続いて通話アプリの利用について聞いたところ、全体の52.7%が通話アプリを利用していることがわかった。通話アプリ利用者(N=708)を対象に、通話アプリを利用する理由について聞いたところ、「毎月の通話料金を抑えたいから」が73.0%と最も多く、次いで「友人・知人が使っているから」が40.3%、「家族が使っているから」が20.6%という結果となった。

また、キャリア番号を使った発信を使用しなくても通話アプリで十分だと思うかを聞いたところ、「十分だと思う(20.5%)」「まぁまぁ十分だと思う30.2%)」を合算すると、50.7%が通話アプリで十分だと思うと回答していることがわかった。

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