NTTコミュニケーションズが、「OCN モバイル ONE」にて、090/080/070の電話番号による音声通話に対応したSIMカードを12月1日から提供する。
NTTコムストア、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場などのオンラインサイト、エディオン、ケーズデンキ、ゲオ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなどの店舗で購入できる。12月1日時点では、ゲオアキバ店で購入すると、即日開通してもらえる。
初期費用は3000円(税別、以下同)。6カ月未満に解約をすると、8000円(不課税)の違約金が発生する。
音声SIMは、現在OCN モバイル ONEで提供している70MB/日、100MB/日、2GB/月、4GB/月、500kbps(7GB/月)コースの月額料金に700円をプラスすることで、利用できる。料金は70MB/日コースが月1600円、100MB/日コースが月2080円、2GB/月コースが月1800円、4GB/月コースが月2150円、500kbps(7GB/月)コースが月2500円。データ通信のプラン自体は従来から変更はない。
コース名 | 70MB/日 | 100MB/日 | 2GB/月 | 4GB/月 | 500kbps(7GB/月) |
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音声対応 | 1600円 | 2080円 | 1800円 | 2150円 | 2500円 |
データ通信 | 900円 | 1380円 | 1100円 | 1450円 | 1800円 |
通話料金は30秒あたり20円だが、OCN モバイル ONEの音声SIMでは、IP電話サービス「050 plus」の月額300円が無料になる。050 plusの通話料金は、対固定電話は3分8円、対携帯電話は1分16円で、対050番号は無料。オプションサービスとして、迷惑電話ストップ、転送電話(いずれも無料)、キャッチホン(月200円)、留守番電話(月300円)を利用できる。
「OCN光サービス」を利用している人は、音声SIMの月額料金が1契約あたり200円割り引かれる。例えば音声通話対応の「70MB/日コース」を契約すると、月1600円から1400円となる。この割引は3契約まで適用可能だ。
1枚あたり月450円で最大4枚のSIMカードを追加して、契約したプランのデータ通信量をシェアできるのは従来どおりだが、さらに月700円を支払えば、計1150円で音声SIMの追加もできる。
例えば、家族4人で1人月1Gバイトほどのデータ通信をしたい場合、4GB/月コースを契約して3枚SIMを追加すれば、2150円(4GB/月の月額料金)と3450円(1150円×3枚)を合わせた月5600円で、4Gバイトのデータ容量を家族4人でシェアして、それぞれのSIMで音声通話も行える(通話料は別途かかる)。現時点で、どのプランでも音声SIMを追加してデータ容量をシェアできるのはOCN モバイル ONEのみ。
MNPにも対応しており、携帯電話やPHSの電話番号を変えずに移行できる。MNPの即日転入は現時点では対応していないが、ほかの店舗も含めて、対応の準備を進めるとしている。
音声SIMとSIMロックフリースマートフォン「ZTE Blade Vec 4G」または「LG G2 mini」のセット販売も12月1日から行う。ZTE Blade Vec 4GはNTTコムストア、LG G2 miniはカスタマーズフロント(0120-506506)から購入できる。
音声SIMの提供に合わせて、キャンペーンも実施する。OCN 光 with フレッツ、OCN モバイル ONE、マイセキュアを同時に契約すると、ZTE Blade Vec 4G(希望小売価格2万9800円)を3000台限定で6000円で購入できる。端末カラーはブラックのみ。
現在OCN モバイル ONEのデータ通信を利用している人は、いったん解約をしてSIMを交換することで音声SIMが使えるようになる。SIMカードの変更には本来3000円の手数料がかかるが、2015年1月31日までは、電話で音声SIMを申し込めば、無料でデータSIMから音声SIMへ移行できる。
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