デジタルコンテンツ配信やDVD販売・DVDレンタルなど行っているDMM.comが、MVNO事業に参入。12月17日から、NTTドコモのネットワークを利用したモバイル通信サービス「DMM mobile(ディーエムエムモバイル)」を提供する。
DMM mobileでは、データ通信専用のプランと音声通話付きのプランを契約できる。データSIMでは1Gバイトで月額660円(税別、以下同)から10Gバイトで月額3680円まで、音声SIMでは1Gバイトで月額1460円から10Gバイトで月額4480円までのプランを用意する。いずれも月のデータ量は1Gバイト、3Gバイト、5Gバイト、7Gバイト、8Gバイト、10Gバイトと細かく選べるのが特徴だ。さらに、8Gバイトと10Gバイトのプランは、SIMカード1枚につき800円を支払うことで、音声SIMを最大3枚まで追加できる。
プラン | 1Gバイト | 3Gバイト | 5Gバイト | 7Gバイト | 8Gバイト | 10Gバイト |
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月額料金(税別) | 660円 | 1280円 | 1780円 | 2280円 | 2780円 | 3680円 |
プラン | 1Gバイト | 3Gバイト | 5Gバイト | 7Gバイト | 8Gバイト | 10Gバイト |
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月額料金(税別) | 1460円 | 1980円 | 2380円 | 2880円 | 3580円 | 4480円 |
以前使っていた携帯電話の番号をそのまま使える番号ポータビリティ(MNP)にも対応している。なお、通話SIMカードには、12カ月の最低利用期間が設けられており、期間内に解約をすると、9000円の解約料が発生する。また、SIMカードの初期登録手数料として3000円がかかる。SMSは月額150円のオプションサービスとなる。
通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsだが、2015年3月に提供予定のアプリから、高速通信のオンとオフを切り替えることができる。高速通信をオフにすると通信速度は最大200kbpsとなる。200kbps通信でも、最初の一定量だけは高速通信で読み込む“バースト機能”を搭載している。
150Mbpsの高速通信は、各プランで定められた容量まで使用でき、容量を超過した際にチャージすることもできる。また、追加チャージした分の通信量は、翌月に繰り越しが可能だ。追加チャージは100Mバイトあたり200円、500Mバイトあたり1000円(2015年3月末まではキャンペーンで600円)、1000Mバイトあたり2000円(2015年3月末までキャンペーンで1100円)。
SIMロックフリースマートフォンとのセット販売も行う。ラインアップはプラスワン・マーケティング(freetel)の「LTE XM」、LGエレクトロニクスの「LG G2 mini」、ASUSの「Nexus 7」(2013※限定300台)と「ZenFone 5」、Huaweiの「Ascend G6」と「Ascend Mate7」。いずれも一括と分割の購入が可能。価格はLTE XMが2万8800円(分割は1296円)、LG G2 miniが3万2400円、Nexus 7が3万9600円、ZenFone 5が3万1000円、Ascend G6が2万9800円、Ascend Mate7が4万9800円。DMM.comは、ZenFone 5を「オススメ端末」として打ち出している。
サービス開始を記念して、新規で通話SIMを申し込むと、基本料金が2カ月間無料になるキャンペーンを行う。対象期間は12月17日から2015年2月28日まで。また、新規で契約した人に、月々の請求月の10%分のDMMギフト券をプレゼントする。
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