日本では9月17日から配信された「iOS 9」では、さまざまな新機能が追加されたが、いくつかの機能は日本では利用できない。
新聞、雑誌、ブログなどからさまざまなジャンルのニュースを閲覧できる「News」アプリは、米国では利用可能だが、日本では利用できない。日本ではSmartNewsやFlipboardなど、ニュースのキュレーションアプリが多数あるので、「Newsアプリがなくて困る!」という人は少ないだろうが、留意しておきたい。
なお、「設定」→「一般」→「言語と地域」→「書式」で「アメリカ合衆国」を選択すると、Newsアプリの対応地域だと判定され、ホーム画面にNewsアプリのアイコンが出現する。ただ筆者が確認した限りは、アプリを起動しても「現在は利用できない」旨のメッセージが表れ、記事は閲覧できなかった。地域を日本に戻すと、Newsアプリのアイコンは消える。
マップアプリも拡張されているが、公共交通機関の路線情報、駅の詳細(出入り口など)、時刻表、経路検索は日本では利用できない。現在、交通機関の案内に対応している地域は米国、カナダ、メキシコ、英国、中国のみ。
曲がり角に近づくと音声+進行方向を教えてくれるターンバイターンでの経路検索は可能だが、日本で対応するのは徒歩と車のみ。電車やバスも含めたトータルナビは日本では利用できない。マップもいよいよGoogle マップに追いついたか……と思われただけに残念な状況だ。
「食べる」「飲む」「買い物」「遊ぶ」などのカテゴリーから周辺スポットを検索する機能も、日本では利用できない。米国の地図上では利用できることが確認できた。なお日本未対応のマップの新機能は、対応地域(米国など)をマップで表示するだけでよく、Newsアプリのように地域の設定を変える必要はない。
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