米Appleが、2014年に発売した「iPad Air 2」とともに英米で紹介した「Apple SIM」搭載端末を日本でも購入できるようにした。本稿執筆現在、正式発表はないが、公式ページの注意書きが「Apple SIMはオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国、米国のApple Storeで購入できます。」と更新された。
また、英語版の同じページの「Apple SIMのパートナー」に、auのロゴが追加された。つまり、少なくともKDDIがApple SIMをサポートするということだ(本稿執筆現在、日本語版の同じページにはまだauのロゴは表示されない)。
KDDIが日本時間の17日に正式発表した。KDDI、沖縄セルラーが同時から、Apple SIMに対応した「LTEデータプリペイド」の提供を開始した。発表文には、「Apple SIMをセットしたiPadをお持ちの訪日外国人のお客さまは、各種データ通信用のSIMカードを購入いただかなくても、iPad上でプリペイドプランの契約が可能となり、日本国内でauのモバイルネットワークによるデータ通信サービスをご利用いただけます」とあり、チャージ料金は1Gバイト当たり1500円となっている。
Apple SIMは、現在英米で販売されているセルラー対応iPad(iPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4、iPad mini 3)にのみ付属する特殊なSIMカード。サポートを表明しているキャリアのサービスを、このSIM1枚で切り替えて使えるというものだ。米英ではApple SIM搭載の端末をオンラインのApple Storeで購入でき、Apple SIMカードキットを別途購入することも可能だ。日本でもキットで購入できるようになるかどうかはまだ不明だ。
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