Spigen(シュピゲン)は10月16日から、Amazonと楽天市場で「Style Ring(スタイルリング)」を販売している。参考価格は2990円(税込)。なお、11月19日の時点ではAmazonにてセール価格の1690円で販売されている。カラーバリエーションは、ゴールドとシルバーの2種類。
本製品は、スマホやタブレットの背面に装着して使うリング型アクセサリー。リング部分に指を通すことで、端末を操作している際の“うっかり落下”を防止する。また、机上や車内では、スマホスタンドや車載ホルダーとしても使用可能。今回は、iPhone 6sに装着して、1週間ほど使ってみた。
本アクセサリーにはスマホに固定するための基盤があり、そこに指を通すリングが付いている。リングを固定している軸は360度回転させられる。また、リングは端末に対して垂直に立たせることも、寝かせることも可能だ。
基盤部の裏面には、特殊なジェルパッドが使われている。保護フィルムをはがして、そのままスマホに接着させれば装着完了。スマホの表面にホコリが付いているとうまく貼り付かないので、柔らかい布などで拭いて除去しておこう。貼り付ける位置は自由だが、目安としてはリングの軸がスマホの中心に来るようにするとよい。
ジェルパッドの粘着力はかなり強く、剥がす際にはかなりの力が必要。「リングで支えている際中にスマホが剥がれてしまい落下……」というケースはまずないだろう。今回は検証のために、数回ほど“貼って剥がして”を繰り返したが、その後も粘着力は衰えなかった。万が一ジェルパッドが汚れて張り付きにくくなった場合は、水洗いすると元通りになる。
リングを活用すると、端末を指で支える必要がなくなる。その結果、iPhone 6sの画面の四隅まで指が届くようになるため、リングなしで操作するよりもタッチ操作の自由度が高くなった。
また、リングがあることで、従来よりも安心して使えるようになった。満員電車でスマホを使う場合、通行人がぶつかった衝撃で“スマホが弾き飛ばされる”ことは恐怖である。しかし、リングがあるだけで、かなりの安心感が生まれ、電車の中でスマホを握る手の力も優しくなった。
リングは自在に動く反面、ある程度の硬さもあるので位置を固定しやすい。リングの先端部は直線状になっているため、画面を見やすい角度に調整するだけで、スマホを立て掛けるスタンドにも早変わりする。のんびりYouTubeを視聴したり、会議中に資料を表示させたりできる。外出先でも、スマホを立て掛けられて便利だ。
Style Ringには、「フックマウント」も同梱されている。マウントの裏面は強力なシールになっており、滑らかな壁に貼り付け可能だ。これを車内のダッシュボードに装着すると、車載ホルダーとして活用できる。運転中の揺れも小さいので、マップを表示させても大丈夫だ。スマホを固定していない際はフックのみなので、視界を遮らない。
なお、フックマウントのシールは強力だが、貼り直しには向いていない。何度も固定位置を変えるのは避けた方が無難だ。設置する前に用途をよく検討してから装着したい。
大画面スマホを使っているが片手操作に苦労している人や、手軽なスマホスタンドを探している人は、ぜひ本製品をチェックしておこう。
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