仕事での連絡ツールとして、一般的なのは電話やメール。けれど、周囲の話を聞いてみると、最近はプライベート色の強いSNSを仕事で気軽に使う人もいるようだ。はたしてどのくらいの人が使っているの? そこで、Facebook、LINE、Twitterを利用している20〜30代会社員男女148人に「SNSでの仕事の連絡」について聞いた(調査協力:ファストアスク)。
〈仕事の連絡手段として使ったことはあるのは?〉※複数回答
なんと、約65%の人が「LINE」を仕事で使ったことがあると回答! 続く「Facebook」も過半数に届く勢いで、「Twitter」も3人に1人。まったく経験のない人は3割弱にとどまった。
使った理由を聞いたところ、
「急ぎで電車の中だったから」(26歳・女性/利用経験…LINE)
「そのサービスでしか連絡先を知らなかった人がいたので」(39歳・男性/利用経験…Facebook、LINE)
と、やむにやまれぬ事情があって使った人もいるものの、
「社内ではLINEが推奨されているから」(29歳・男性/利用経験…LINE)
「職員でグループを組んで欠席や緊急での連絡事項があれば利用している」(28歳・女性/利用経験…LINE)
「課長が課の連絡はFBメッセンジャーを使おう!と宣言したから」(35歳・男性/利用経験…Facebook)
など、会社が積極的に推進していることからSNS経由で連絡を取るケースも少なくないことが判明した。
数年前であれば、仕事でSNSを使うことは考えられなかったが、「仕事の連絡もSNSで…」という考えは浸透してきたのだろうか?
〈SNSで仕事の連絡を取るのは“アリ”だと思う?〉※複数回答
LINEでの連絡を“アリ”とする人は半数を超えたが、「(SNSで)仕事の連絡はとるべきではない」派も3割強。FacebookやTwitterでは、実際に業務連絡をしたことがある人と比べて、それぞれでの連絡が“アリ”と答える人の割合が10〜15ポイント低かった。容認する傾向は強まっているものの、まだまだ嫌だと思っている人は結構いるのかも…。そこで、業務連絡が来たら一番嫌なSNSについてストレートに聞いてみた。
〈どのSNSで仕事の連絡がきたら一番嫌?〉
すべて許容する…という人は4人に1人。匿名性が高いTwitterへの連絡が最も嫌がられるが、ほか2サービスも同程度、敬遠されている模様。
自分から連絡するには便利でいいが、相手によっては嫌がられることも…。心証を悪くしないためには、SNSを利用しないのが、結局は一番の安全策といえるだろう。
(山川 剛)
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