新たにFossil GroupのブランドとなったMISFITに、円筒形の本体を採用した新しい活動量計「RAY」が加わりました。従来の「SHINE」や「FLASH」「SHINE 2」は円盤型の本体を採用していて、バンドに付けると腕時計のような形状でしたが、RAYは細長いのでブレスレットのように腕に着けられるのが特徴です。
ボディカラーはカーボンブラックとローズゴールドの2色。これにスポーツバンドかレザーバンドを組み合わせた4モデルが用意されます。希望小売価格はカーボンブラック/ブラックスポーツバンドモデルとローズゴールド/ブラックスポーツバンドモデルが1万2800円(税別)、カーボンブラック/ブラックレザーバンドモデルとローズゴールド/グレーレザーバンドモデルが1万5800円(税別)です。発売は5月27日。13日から先行予約を受け付けています。
前述のとおり、細いアルミニウム製の本体は他の機器やアクセサリーと併用しやすく、ブレスレットやスマートウォッチなどと一緒に着けても違和感がありません。バンドは汎用的な8mm幅の時計用バンドが付けられるため、純正オプション以外のバンドに付け変えて楽しむこともできます。SHINEなどと同じように、足首に付けたり、首から下げたりもできます。
元Misfit WearablesのCEOで、現在Fossil GroupでConnected Devices部門の President兼CTOを務めるサニー・ヴー氏は、「もともとMisfitは、ウェアラブルのテクノロジーを感じさせないウェアラブルデバイスを作ることをビジョンに創業しました。デザインやファッションを愛するシリコンバレーの企業だったのです。そしてFossil Groupは、ITとテクノロジーを愛するファッションとデザインの企業でした。我々は一目で恋に落ち、Fossilの多くの素晴らしいブランドと肩を並べることになりました。大変光栄なことです」とFossilグループ入りについて説明しました。
MISFIT RAYは、ヴー氏が「自分が好きな時計と一緒に身に着けられるものをイメージしました。また柔軟なデザインで、どんな服装にも合うものを目指しました」といいます。外観は非常にシンプルですが、そのシンプルさを実現するために、多数のサンプルを作ってさまざまな可能性を検討したそうです。
多彩なアクセサリーを用意する予定で、7月くらいをめどにバンドやネックレスなどを追加で販売する予定です。いずれも6000円以下の価格帯になる見通しです。
バッテリーはボタン電池3個。「393」という聞き慣れない型番のものが製品に同梱されていますが、互換性がある「SR754W」「SR48W」も使えます。連続動作時間は最大6カ月。交換は簡単で、ストラップをねじるように外すと本体ケースの中からバッテリーなどが入ったケースが取り出せます。しっかりねじ込む機構になっているため、バッテリーのカバーがゆるくて浸水するといった心配はなさそうです。ちなみに水深50mまでの防水性能を持ちます。
機能はSHINE 2とほぼ同じ。時刻を表示する機能のみありませんが、そのほかは歩数や消費カロリーなどの活動量の測定から水泳の距離、睡眠の時間と質などの計測に対応します。またスマートフォンの着信を通知したり、IFTTTを活用してリモートシャッター代わりに使ったりすることもできます。
販売は、これまでどおり家電量販店やAmazon、ソフトバンクセレクションなどで行いますが、今後はFossil Groupの直営店などでの販売も検討していくとのことです。
なお、5月13日から5月26日まで、MISFITの公式オンラインショップでは先行予約を受け付けており、レザーバンドモデルを予約すると、オリジナルレザーブレスレットが特典として付いてきます。
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