ケイ・オプティコムが運営する格安SIMブランド「mineo」の高速データスイッチのON/OFFがWebページで可能となるとともに、無料オプションサービス「パケットシェア」の加入条件を大幅に緩和しました。
mineoが運営するコミュニティサイト「マイネ王(β版)」の記事によると、今回リリースしたうちのひとつ「mineoマイページでmineoスイッチのON/OFFが可能」により、多くのユーザーから要望があった「Webサイト上からの高速通信・低速通信の切り替え」が実現、利便性が向上したことになります。
mineoマイページを利用する人が多いということもあり、この機能はmineoユーザーにとって待ちわびた機能であると言えるでしょう。注意点として「アプリのスイッチとWebスイッチは、リアルに同期が取れていない」とあり、併用時には一度更新ボタンを押して現在の状態を確認した方がよいそうです。
もう1つの改善であるパケットシェアは、従来の利用条件には「パケットシェアグループを構成するリーダー(代表者)とシェアメンバーのご契約者様住所が同じであること」と記載されており、親と同居する家族だけしか加入することができませんでした。
しかし、ケイ・オプティコム社内で行われた議論で「離れて暮らす家族もいるだろうし、友達同士でシェアしてもらってもいいんじゃない?」という結論に達し、従来の「シェアメンバーと契約者の住所が同じ」という条件が撤廃されました。なお、新たな制度となってのパケットシェアの注意事項は以下のとおりです。
パケットシェアで利用できるパケットというのは、メンバー全員の「先月の繰越パケット容量」となっており、当月分のパケットデータ量やフリータンクから貰ったパケットについては、すべて当人だけが使用できるものとなります。やや強引な言い方かもしれませんが、パケットシェアグループのメンバーだけが使えるフリータンクのようなものと言えばわかりやすいのかもしれませんね。なお、このパケットシェアのメンバーは1グループ5名までとなります。
常にユーザー目線に立ち、ユーザーからのアイデアを真摯に受け止めサービス改善につなげているmineo。初期段階では数少ないau回線を利用しているMVNOとして注目を集め、さらにドコモ回線も扱うマルチキャリアとしてユーザーを拡大し、そしてマイネ王というコミュニティサイトを通じさらなるファンの獲得に成功しています。
そこから生まれたアイデアやサービスというのは、他のMVNOに刺激を与え、また私たちユーザーには大きな驚きをもたらしてくれています。今後もどのようなサービスが出てくるのか、どういった改善がなされるのか。mineoの動きがとても楽しみです。
(文:SIM通編集部)
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