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» 2016年12月10日 07時00分 公開

スマホの容量不足にWi-Fi HDDという選択はアリ? 実際に試してみた(3/3 ページ)

[山口真弘,ITmedia]
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ポータブルHDDとして高い実用性、耐衝撃やセキュリティは課題か

 以上ざっと使ってみたが、なかなかよくできた製品というのがトータルでの評価だ。スマホやタブレットで大量のデータを扱いたい場合、メモリカードに保存するか、クラウド経由で読み出す方法が一般的だが、メモリカードは容量の問題があるほか、メモリカードスロットがない製品も多い。クラウドはその点どんな機種からでも読み書きができるが、いかんせん速度が遅く、また容量が増えると相応のコストが掛かってしまう。

 その点、Wi-Fi機能を追加して無線でのアクセスを可能にした本製品は、大量のデータを読み書きするのに向いており、またクラウド経由と違って読み書きも高速だ。データの保存にあたってはUSB接続でまとめて放り込めるので、そうした意味でストレスもたまらない。

 本製品に近いジャンルでは、Wi-Fiでの読み書きに対応したメモリカードリーダーや、そこにルーター機能を付与したような製品もあるが、実際に使ってみるとどの機能も「帯に短したすきに長し」であることも多い。一方、本製品は各機能の実用性も高く、完全なおまけ機能であるモバイルバッテリー機能を除けば、大容量データをさまざまなデバイスから読み書きするというコンセプトも明確でブレがない。ユーザーとしても扱いやすい製品と言える。

 価格は2TBモデルが3万4400円(税別、以下同)、1TBモデルが2万5500円で、量販店での実売価格はそれぞれ2万円台後半、2万円強となっており(2016年12月10日現在)、USBポータブルHDDとしては高価だが、Wi-Fi機能の付加価値を考えれば妥当なところだろう。

 使っていてやや気になったのは、昨今のポータブルHDDでは当たり前になりつつある目立った耐衝撃性や、セキュリティ関連の機能が乏しいことだ。セキュリティ機能はスマホ側のアプリなどで補うこともできるが、耐衝撃性についてはいかに設計そのものが対振であろうとも、滑り止めの素材を採用した底面だけでは、落下のショックを防ぎようがない。この辺りはユーザーが、何らかの工夫をしてやる必要がありそうだ。

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