2010年秋冬モデルとしてカシオ計算機の「G'zOne TYPE-X」が発表された以来、6年ぶりの“タフネスケータイ”復活だ。auの2017年春モデルとして発表された「TORQUE X01」は、防水、防塵(じん)、耐衝撃性能といった“タフネス”性能を備えた、折りたたみ型のLTE対応フィーチャーフォンだ。2017年2月下旬の発売予定で、価格は一括4万3200円、実質2万1600円(いずれも税別)の予定。
OSは非公表だが実際はAndroidベースとなっている。Google Playは利用できないが、LINEはプリインストールしている。またau Marketからアプリの入手は可能。
LTEの通信速度が150Mbpsで、VoLTEとau世界サービス(GSM/UMTS)に対応。Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)とWi-Fiテザリング(最大接続数10台)も利用可能。また、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信機能も搭載している。
1月12日の新製品発表会では、KDDIの田中孝司社長が今回発表したラインアップの中で「イチオシ」と評しただけあって、フィーチャーフォンながら、大きな注目を浴びていた。
フロントパネルに腕時計のべゼルをイメージした丸型のサブディスプレイを備えたスタイルは、カシオ計算機のG'zOne TYPE-Xととてもよく似たデザインで、本体を開くと現れる円形のカーソルキーや、立体感のあるテンキーといったデザインも、やはりTYPE-Xをほうふつとさせる。
背面のカバーを外すとバッテリーが現れる。バッテリーカバーをはじめ、シルバーとレッドのボディーカラーで塗装されたパーツは、落として塗装がはがれても目立ちにくいように、樹脂の成型色をなるべく塗装色に合わせている
歴代のG'zOneシリーズで防水のための背面カバーのロックを開閉する「ロックドライバー」同様、TORQUE X01にも「LOCK回転工具」が付属。幅の広い方で背面カバーのロックを回転、狭い方でSIMトレイを出し入れできる
メカメカしいデザインのメインメニューを始め、UIもG'zOne時代のタフネスケータイを思い起こさせるデザイン。標準の待ち受け画面は、時計をモチーフにしたもので秒針をイメージしたアニメーションが動く凝ったものだこうしたデザインを採用したのも、「G'zOneシリーズを使っているユーザーからタフネスフィーチャーフォンを求める声がいまだに高い」(説明員)からだという。そんな声に応える形で、電話とメールの使いやすさを優れたフィーチャーフォンというスタイルを採用した。鮮やかなレッドや、赤いメタルベゼルが印象的なシルバーのボディーカラーに、エラストマー樹脂製バンパーという配色も、G'zOneシリーズのファンを魅了するデザインとなっている。
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