CyanogenModのコミュニティーが立ち上げたプロジェクト「LineageOS Project」は1月20日(米国時間)、CyanogenModのフォーク「Lineage OS」の正式版を公開すると発表した(本稿執筆現在、ダウンロードサイトはまだ「Coming soon」になっている)。
同OSは、「Android 6.0 Marshmallow」および「Android 7.0 Nougat」搭載可能な端末で稼働するという。80以上の端末で稼働が確認できており、近いうちにそのリストを公開するとしている。
Lineage OSのリリース候補版(RC)は今後、毎週公開していく計画。CyanogeModと異なり、Lineage OSは初期設定ではルートを許可しない。ルートをとりたいユーザーのために、別途ルート込みのファイルもダウンロード可能にする見込みだ。
インストール方法などについては、公式ブログを参照されたい。
CyanogenModは、Androidベースのオープンソースファームウェアディストリビューション。同OSを手掛けてきた米Cyanogenが2016年12月にサービス終了を発表したことを受け、コミュニティーがCyanogenModのフォークとしてLineage OSを立ち上げた。
Cyanogen、「Cyanogen OS」を含むすべてのサービスを終了へ 「CyanogenMod」は「Lineage」に
Androidアプリの「Cyanogen OS」移植ツール「MOD」発表 SkypeやCortanaが対応
AndroidフォークのCyanogen、Microsoftとの戦略的提携を発表
オープンソースOS「CyanogenMod」搭載モデルの「Oppo N1」が限定発売Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.