アルミの上質感が大きな魅力――iPhone 7用ゼロハリケース「ZERO HALLIBURTON for iPhone7」

» 2017年03月13日 21時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 CCCフロンティアのスマホアクセサリーショップ「UNiCASE(ユニケース)」では、有名スーツケースブランド「ZERO HALLIBURTON(ゼロハリ)」とコラボレーションしたオリジナルiPhoneケースを販売している。iPhone 7用のコラボケースでは、アルミニウム製に加えて、ポリカーボネート製のものもラインアップし、選択肢が広がった。

 しかしながら「ゼロハリといえばやはり金属(アルミニウム)ケースだよね!」という人も少なくないだろう。そこで、この記事ではアルミニウム製の「ZERO HALLIBURTON for iPhone7」をレビューしていく。UNiCASEのWebサイトにおける販売価格は1万2960円(税込)と、UNiCASEとしては高価なケースだが、その値段に相応しい満足感を得られる仕上がりとなっている。

パッケージ 「ZERO HALLIBURTON for iPhone7」のパッケージ。ポリカーボネート版(ZERO HALLIBURTON PC for iPhone7)とほぼ同一のものを採用している
パッケージを開ける パッケージを開けると、ケースが姿を見せる

上品な4色のラインアップ 筆者のオススメは「赤」

 ZERO HALLIBURTON for iPhone7は、SILVER、GOLD、RED、BLACKの4色をラインアップしている。GOLDはこのケースから新たに加わった新色だ。

 ケースの背面にはゼロハリを象徴する「ダブルリブ」があしらわれており、デザイン上のアクセントとなっている。触れると、金属素材ならではの冷たさを感じられる。iPhone 7自体も背面はアルミニウムだが、それよりも手触りはスムーズだ。

 これら4色の中で、筆者は何となくiPhone 7が「3倍速く」使えるような気がするREDがお気に入りだ。もちろん、新色であるGOLDや、ゼロハリスーツケースでおなじみのSILVERとBLACKも上品な色合いで、落ち着いた雰囲気をまとっている。

REDGOLD 筆者が特にオススメしたいRED(写真=左)と、新たなカラーとして加わったGOLD(写真=右)
SILVERBLACK ゼロハリのアルミ製スーツケースでおなじみのSILVER(写真=左)とBLACK(写真=右)もラインアップしている

取り付けも取り外しも簡単

 アルミニウム製ということもあり、このケースの剛性や保護性能は折り紙付きだ。ただ、頑丈すぎると「固すぎて取り付けや取り外しが難しいのでは……」と心配になる人もいるだろうが、このケースについてはそこまで不安になる必要はない。

 取り付けは、ケースの画面側フレームを下方にずらして取り外し、iPhone 7をケースに入れて、フレームを元通りにすれば取り付け完了だ。iPhone 7をケースに入れる時は、真上からはめ込むようにして行う。取り外しは、画面側のフレームを取り外してから、背面上部の切り抜きの部分からiPhone 7を押し込むようにすれば良い。

 シーンや気分によってケースを着け変える人でも安心して使えるようになっているのだ。

フレームを取り外して……iPhoneをはめてフレームを元通りにする ケースの画面側下部をスライドしてフレームを取り外し(写真=左)、iPhone 7をはめたらフレームを元通りにする(写真=右)
取り付け後(正面)取り付け後(背面) REDのケースをローズゴールドの本体に装着した様子

iPhone 7の操作性を損なわない設計

 このケースは、iPhone 7のボリュームスイッチ、Lightning端子とスピーカー・マイクに当たる部分が切り抜かれている。また、ボリュームボタンの部分には押し込めるボタンが付けられている。

 切り込みやボタンは、しっかりとiPhone 7の本体に合わせて設計されているため、操作性や利便性を損なうことはない。特にLightning端子の部分の切り抜きについては、純正オプションの「Lightning - Micro USBアダプタ」のようにコネクターが太めでも問題なく抜き挿しできるようになっていることは大いに評価したい。

下部Lightning - Micro USBアダプタを装着 ケース装着後の下部の様子(写真=左)。Lightning端子部分の切り欠きは、太めのコネクターも装着できる余裕をもっている(写真=右)
左側面右側面 左側面にあるボリュームスイッチ・ボタン(写真=左)や、電源ボタン(写真=右)もしっかり操作できる。ちなみに、左側面にはゼロハリロゴが印字されている

金属製ゆえの「弱点」もあり

 このケースにはアルミニウム製ゆえに抱える「弱点」もある。素材が電波を遮る可能性があるのだ。単純に本体を「包み込む」ように作ってしまうと、iPhone 7の無線機としての性能を台無しにしてしまう。

 この問題を緩和すべく、このケースでは、iPhone 7のアンテナが設置されている本体上面に切り抜きを設けている。アウトカメラ部分の切り抜きが大きいのも同じ理由だ。

切り抜き ケースの上面と背面上部には、電波を遮らないようにするために切り抜きが入っている

 ただし、このような対策をもってしても、電波に対するマイナスの影響は完全に排除できない。製品情報のWebサイトには購入前の留意事項としてケース装着時に「通話/通信機能が低下する可能性があります」「機器によりApple Payをご利用いただけない場合がございます」と明記されているのだ。

留意事項 Web製品情報には、ケース装着時に生じる影響が明記されている

 筆者が実際に装着して使った限りでは、モバイル通信(LTEや3G)と無線LAN(Wi-Fi)については未装着時と比べると電波の入りがわずかに悪くなることは確認できた。とはいえ、未装着時でも圏外になるかどうかの瀬戸際になるほどのでなければ、おおむね問題なく使えるはずだ。Apple Pay(FeliCa決済)についても、ごく一部のリーダライタで「もう一度タッチしてください」と表示される頻度が増えたが、それ以外では未装着時と同じように使えた。

 ケースによる通信やApple Payでのトラブルを極力避けたいのであれば、ZERO HALLIBURTON PC for iPhone7のような非金属素材のケースも合わせて検討しよう。

iDで決済中 某ボトラーのiD対応自動販売機でApple Payを利用してみたが、ケースを装着してもいつも通りに使えた

 「着けると電波が若干弱くなる」という弱点はあるものの、普通のiPhoneケースでは感じられない上質感がZERO HALLIBURTON for iPhone7にはある。「金属素材で、落ち着いた色合いのケースがほしい」という人に、ぜひおすすめしたい。

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