ドコモでは「Challenge to Lifestyles(ライフスタイルへのチャレンジ)」として、新たにシニア層に向けた「dエンジョイパス」と、求職者やすきま時間を活用したい人向けのアグリゲーション型求人サイト「dジョブ」を新たに提供する。
dエンジョイパスは、ある意味で「すきじかん」の再来と取ることもできるが、「体験」ではなく「優待」「クーポン」に重きを置き、月額500円(税別)と料金もリーズナブルにした。「優待内容によっては、(ターゲットとする)55歳以上の年齢層以外の人でも使いやすい」(説明員)サービスでもある。
dジョブは従来からアグリゲーション型求人サイトを運営しているじげん(東京都港区)と提携して提供する。複数の求人サービスに掲載されている求人情報にアクセスできるほか、クラウドソーシングや報酬付きアンケートを「スマホワーク」として提供する。「多様な働き方を提案する」(説明員)という目的で提供するサービスだ。
既存の「dポイント」や「ドコモのケータイ払い」についても、加盟店の追加によってより使いやすくなるように取り組んでいるという。
最後のチャレンジとして挙げられたのは「5G(第5世代移動体通信)」だ。
ドコモでは通信関連企業だけではなく、さまざまな業種の企業と協業して5Gの「高速・大容量」「低遅延」「多数端末接続」といった特徴を生かした新サービスの開発を模索している。
その取り組みの1つが、5Gの特徴を実体験できる「5Gトライアルサイト」の設置だ。その第1弾として、東武鉄道とのトライアルサイトを東京スカイツリータウン(東京都墨田区)にオープンしたが、それに続くトライアルサイトをフジテレビジョン(フジテレビ)と共同でお台場(東京都港区台場)に設置する準備を進めている。
また、パナソニックとはトライアルサイトにおいて360度カメラで撮影した映像を伝送する実験などを実施する予定だ。
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