続いて料理。ホワイトバランスを見直してメシマズ写真とはおさらば、という話であるが、さあどうか。
メシマズ写真ってたいてい「露出アンダーで暗い」「ホワイトバランスがずれている」の2つが原因なわけだが、Xperia XZsではホワイトバランスの精度はぐんと上がってるのだ。室内や日陰といったホワイトバランスが難しいシーンでのヒット率は確かに上がったと思う。
で、もう1つポイントがある。オートのホワイトバランスや露出(つまり写真の明るさ)がいまひとつだなと思ったらどうするか。設定から「色合いと明るさ」を選ぶと、プレミアムおまかせオートでもこの2つを補正できるのだ。
もう1つ室内写真を。今回、暗所でのAFが速くなり、高感度時の画質も上がったという。というわけで、室内で大あくびをした瞬間の猫を撮影。
AFやレスポンスが悪いと口が一番大きいタイミングで撮るのは難しいし、被写体ぶれしやすいし、高感度になって画質も荒れやすいけど、これだけ撮れれば文句なし。
室内だとどうしても感度が上がり、ディテールはつぶれがちになる。等倍で見ると目立つが、ネットで使ったりちょっとしたプリントに使ったりするくらいなら、全く問題がないクオリティーだ。
夜景も撮っておこう。プレミアムおまかせオートはカメラが静止しているか被写体が動いているかなどを判断して、撮影時の設定を変えている。暗い場所ではそれが特に顕著。
普通に手持ちで撮った夜景がこちら。
手すりにXZsを固定して動かないようにすると、「三脚が使われている」と判断して、シャッタースピードを遅くする。
前述した色合い&明るさを補正する機能とプレミアムおまかせオートがより賢くなったことで、マニュアルモードを使う必要性は以前よりぐっと減ったと思う。
さらにマニュアルモード自体、機能がシンプルになっており、おなじみの「シーンモード」もなくなった。プレミアムおまかせオートが賢くなってシーンモードは不要になったといっていいかも。個人的には構成がシンプルになって良いことかと思う。
次は人物&自撮り編。恒例のポートレート。プレミアムおまかせオートで人物を見つけると、自動的にスナップモードになって美肌処理がかかるもよう。肌がつやっとしている。
自撮り……つまりインカメラを使うときは、カメラ切り替えボタンをタップするほか、上から下へ画面をフリックするだけでもいい。慣れると簡単に切り替えられるようになる。
自撮りは1300万画素でAF付。美肌のオンオフも選べる(初期状態でオン)。前からある機能だけど、ハンドシャッターがなかなか面白い
インカメラはアウトカメラより広角なので、数人で一度に撮れる。
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