ソニーモバイルに聞く「Xperia XZs」 全てが変わったカメラの秘密(1/3 ページ)

» 2017年05月27日 14時51分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
Xperia XZs 「Xperia XZs」はレンズ回りが変わった

 「Xperia XZs」は見た目はXZとほとんど変わらないけど、「実はカメラ回りがフルリニューアルといえるくらい進化したのだ!」という話を聞いたので、ソニーモバイルまで何がどう変わったのか話を聞きに行ってきたのである。ちなみに、ドコモから発売される「Xperia XZ Premium」も同じカメラを搭載している。

 その前に、カメラの基本の話をしよう。スマートフォン……に限らずデジタルカメラはどれも3つの要素からできている。「レンズ」「イメージセンサー」「画像データを処理する回路」である。

 スマホのカメラを向けると、そっちからの光がレンズを通して集められてイメージセンサーに当たる。

 イメージセンサーにはびっしりと極小サイズのフォトダイオードが並んでおり、その1つ1つが光を受ける。フォトダイオードが「画素」。2000万画素だとフォトダイオードが約2000万個並んでるのだ。

 イメージセンサーに当たった光はどうなるか。超大ざっぱに言うと、フォトダイオードは光を電気に変換するので、その信号をデジタル化し、画像処理を行って画像データを作る。画像データを作るのが「画像処理エンジン」の仕事だ。

 これら3つを頭に入れておこう。

 Xperia XZsは名前の通り、Xperia XZのマイナーチェンジ版で、見た目もほとんど変わらないのだが、「カメラ回り」だけは、フルリニューアルしたと思っていいというくらい変わったのである。

 特にイメージセンサーが大きく進化した。「イメージセンサー」で世界トップのシェアを持つソニーが開発した、最新のセンサーを搭載しているのである。今回の目玉はそれだ。

 そんな進化したカメラの話をソニーモバイルコミュニケーションズに取材したので、カメラレビューの前にちょっとその話をしたい。お付き合いを。

レンズもセンサーも画像処理エンジンも全部変わりました

 新しいカメラ機能について話をしてくれたのはソニーモバイルコミュニケーションズでXperiaのカメラを開発している板垣氏(画質担当)と高野氏。

Xperia XZsXperia XZs ソニーモバイルコミュニケーションズの高野氏(写真=左)と板垣氏(写真=右)
※初出時に、高野氏と板垣氏の写真が入れ替わっておりました。おわびして訂正いたします(5/29 12:46)。

 先ほど、カメラを構成する3つの要素の話をした。レンズとイメージセンサーと画像処理回路である。今回はその3つともリニューアルしたのだ。

 カタログやWebサイトには「Motion Eye」と書いてあるけれども、それはこの3つを組み合わせたカメラユニットの総称。人の目が捉えられないものも捉える、というコンセプトらしい。

 なぜそれができたか。板垣氏は「それを支える技術がレンズ、3レイヤーのイメージセンサー、画像処理エンジンBIONZの3つです」と言う。

 レンズは新設計。周辺部までしっかり写るよう設計し直したそうな。前モデルのXperia XZは24mm相当でF2.0。Xperia XZsは25mm相当でF2.0。前モデルの方が実は広角だった。しかも、XZsの方が「レンズが分厚い」。

Xperia XZs 「Motion Eye」カメラの主な特徴

 それだけでも画質重視ってことが分かる。レンズが分厚くなったのに前モデルと同じボディーに収まるの?

 「実はレンズが0.3mmほど厚くなった分、少しだけレンズが飛び出てしまったんです」(高野氏)。

 確かに背面がフラットじゃなくなり、わずかにカメラが出っ張っている。

Xperia XZs Xperia XZsのレンズ部。レンズやセンサーが厚くなった分、少し飛び出してる。

 「今回は基本画質の向上もテーマなので、画質重視で設計しました」(高野氏)ということだ。

 たいていのスマホのカメラは四隅の画質が劣化して流れたり色がずれたりするんだが、今回は隅々までしっかり解像しているという。その辺はレビュー時にちゃんとチェックする。

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