今、一番アツい「銀座」をiPhoneカメラでカッコよく撮るコツ

» 2017年06月05日 06時00分 公開
[らいらITmedia]

 「GINZA SIX」をはじめ商業施設のオープンが続き、今一番のにぎわいを見せる銀座エリア。最新ファッションのショーウィンドウと古き良き東京が混在する銀座の街は、至る場所にフォトスポットが存在します。

 Apple銀座でも無料のフォトウォークプログラムが定期的に開催されており、プロのフォトグラファーと銀ブラ(銀座の街をぶらぶら)しながら、撮影テクニックをレクチャーしてもらえる講座が人気です。

フォトウォーク 今回のフォトウォークでは日常にある風景や静寂の瞬間を切り取るための構図について学びました

 そこで今回は、ストリートフォトグラファーのAndrew Curry氏をゲストに迎えたフォトウォーク「街の静寂をとらえよう」を参考に、自然な写真の撮影テクニックをご紹介します。

フォトウォーク ストリートフォトグラファーのAndrew Curryさん

みんなが見逃してしまう瞬間を撮る

 20人近くの参加者は2チームに分かれ、およそ3.2kmのルートを歩きます。やけに外国人の参加者が多いなと思ったら、AndrewさんのInstagram経由で今回のイベントを知った方々のようです。

 まずは銀座三越そばの路地裏に入って思い思いに撮影。

フォトウォーク 撮影をする参加者たち

 次の目的地に向かう途中もAndrewさんはたびたび立ち止まり、シャッターを押していきます。街をよく観察し、ピンと来たらシャッターを切ることが大事。

フォトウォーク

 GINZA SIXでは「見上げるといつもと違う視点で撮れる」とアドバイスが。デジタル一眼レフカメラに比べてコンパクトなiPhoneだから、思いっきり持ち上げて撮影できます。

フォトウォーク

 ガラスに映る自分と自撮りをする人も。反射を利用するテクニックはAndrewさんも実践していました。

フォトウォーク

 1時間ほど歩き、Apple銀座に戻った後は、画像編集アプリ「VSCO」を使った加工方法を学びます。それぞれ撮った写真を編集し、代表で数人が自信の1枚を発表しました。

 「写真を撮る時はいつも反射するものを探しています」というAndrewさん。ガラスの反射を生かし、左右対称の構図で撮った1枚を紹介しました。反射するものを写すことで、日常の風景も違った見え方になります。

フォトウォーク Andrewさんが撮影した、左右対称の写真

 ある参加者が偶然撮れた1枚を紹介。着物姿で歩く人の足元が印象的で、スクリーンに表示された途端、会場でも「おお〜」と称賛の声があがりました。

フォトウォーク 横断歩道と、着物姿の人の足元

 「Andrewさんが『いつもは見逃すことに目を向ける』とおっしゃっていたので、街でよく見るものを視点を変えて撮ってみました」という男性の1枚(下記写真)。GINZA SIXでの「見上げる」アドバイスもそうですが、視点を少し工夫するだけで、オリジナリティーのある魅力的な1枚に仕上げることができます。

フォトウォーク

 Andrewさんは「自分にセンサーをつけてみんなが見逃す瞬間を撮る。それは電車や車に乗っている時も同じです」と写真撮影の腕を磨く方法を語ります。最後に「みんなの写真が素晴らしく、素晴らしいフォトウォークだった」と今回の講座を締めくくりました。

学んだテクニックを活用して撮ってみた

 フォトウォークを取材しつつ、Andrewさんのアドバイスを参考に写真を撮ってみました。いつもはなんとなく被写体全体を収めようとして、このようなありきたりな写真を撮ってしまいがちな私。

フォトウォーク ひと目で銀座と分かる写真ではあるのですが、散々見たことのある構図です

 そこで「自分にセンサーをつける」「いつもは見逃してしまうものを撮る」を意識して撮影してみました。さらにVSCOアプリでフィルターをかけることで、スタイリッシュな印象に仕上がった気がします。

フォトウォーク Andrewさんから「見上げるといつもと違う視点になる」とアドバイスを受けたので、「GINZA SIX」を下から見上げるように撮影。iPhoneのインカメラでプレビューすることで、写真の傾きを防ぎます
フォトウォーク 路地裏にあった建物の壁が鮮やかだったので、アップで撮ってみました。Instagramで大量の写真が流れても思わず目を引く仕上がりになったのでは

 何より自分のセンサーの赴くままに、すてきだと感じた瞬間を収める行為がとても楽しく、銀座の街がさらに好きになりました。フォトウォークは毎回競争率が高いらしいですが、iPhoneユーザーなら一度は体験してほしい!

フォトウォーク 銀座の歩行者天国を撮影。VSCOのフィルターによって画面が締まり、スタイリッシュな1枚になりました

 Appleはこれまでもワークショップやトークイベントを各直営店で開催していましたが、2017年5月からそれらの実践的な講座を総称して「Today at Apple」に統一。Apple Storeを「現代版の公共広場」と位置付け、幅広い分野の無料プログラムの提供を始めました。

動画が取得できませんでした

 フォトウォークは人気セッションの1つで、今回参加した5月20日の会は、わずか3日間の募集で満員御礼となったそうです。今後もテーマを変えつつ定期的に開催されるため、リニューアルされたToday at Appleページから申し込んでみてはいかがでしょうか。

フォトウォーク 銀ブラ後はみんなで記念撮影! Andrew Curry氏のフォロワーが来たため、ワールドワイドなメンバーとなりました。フォトウォークおつかれさまでした

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