「au 4G LTE」と「WiMAX 2+」の下り通信が高速化 一部機種・エリアで9月1日から最大708Mbps

» 2017年08月31日 18時20分 公開
[井上翔ITmedia]

 KDDI、沖縄セルラー電話とUQコミュニケーションズは9月1日、一部エリアで「au 4G LTE」「WiMAX 2+」の下り最大通信速度を引き上げる。対応機種では下り最大708Mbpsの通信が可能となる。

(記事中の通信速度は全て理論値)

auの「3.5GHz帯」とUQの「WiMAX 2+」を高速化

 今回の下り通信高速化は、au 4G LTEの3.5GHz帯(Band 42)とWiMAX 2+で実施する。従来から実施している「キャリアアグリゲーション(CA)」「4×4 MIMO」に加え、データ伝送の効率を高める「256QAM変調」に対応することで、下り最大通信速度が558Mbpsとなる。

 そこに、下り最大150Mbpsのau 4G LTEの2.1GHz帯(Band 1)もまとめることで、下り最大708Mbps(558Mbps+150Mbps)を達成した。

558Mbps達成の図 au 4G LTEの3.5GHz帯とWiMAX 2+が「256QAM」にも対応することで通信が高速化(画像はUQコミュニケーションズのニュースリリースから引用)

対応機種・エリア

 9月1日時点で下り最大708Mbpsの通信に対応する機種は以下の通り。高速化には最新のソフトウェア更新を適用する必要がある。ただし、高速化の組み合わせが「3.5GHz帯と2.1GHz帯」と「WiMAX 2+と2.1GHz帯」の2通りあるため、機種によっては高速化の効果を得られないエリアもある。

  • Galaxy S8 SCV36
  • Galaxy S8+ SCV35
  • AQUOS R SHV39
  • Speed Wi-Fi NEXT W04

 今回の高速化は、東名阪(関東・中部・関西)エリアを皮切りに順次展開していく予定となっている。8月31日現在、詳細な対応エリアは公表されていない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年03月18日 更新
  1. 「マイナ免許証」を考えている人はマイナンバーカードの更新時期に注意 河野太郎衆院議員がポスト (2025年03月14日)
  2. mineoが「50GBプラン」を新設、使い放題を「5Mbps/200kbps」にアップデートした理由 格安競争からの脱却へ (2025年03月18日)
  3. KDDIがネットワーク通信品質で「世界1位」のトロフィーを獲得――MWC会場ではOpensignalに対する「疑問」の声も (2025年03月16日)
  4. 3月24日からスタートする「マイナ免許証」にしない方がいい人は? メリットとデメリットをチェック (2025年02月07日)
  5. iPhoneとAndroidスマホ、どちらを使ってる? 計1494件の回答あり、理由も紹介:読者アンケート結果発表 (2025年03月17日)
  6. AndroidがLINEの「サブ端末」に対応 スマホ2台で同じアカウントを利用可能に (2025年03月17日)
  7. KDDIがiPhone向けに「RCS」を提供 大容量の画像など、OS問わず送受信OK まずはβ版のiOS 18.4で利用可能に (2025年03月15日)
  8. NTT法改正案を閣議決定、電話サービスの全国提供義務を緩和 競合3社は「賛同」の意向を表明 (2025年03月14日)
  9. テクニクスの最上位イヤフォン「EAH-AZ100」を試す 進化したマルチポイント接続が便利すぎ! 音質も妥協なし (2025年03月17日)
  10. 「iPhone 16e」と「iPhone 16」は意外と違いが多い 外観やスペックの差をチェック (2025年02月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2025年