iPhoneとSP-3との間は、Wi-Fi(無線LAN)で接続する。iPhoneの「Wi-Fi」設定画面から、SP-3の本体裏面に書いてあるSSID(アクセスポイント名)を探せばOK。
つながったら、アプリからプリントする。アプリの「写真から選択」をタップすると、カメラロールが表示される。この中からプリントしたい写真を選ぼう。
写真を選ぶと、プレビュー画面になる。ここで「プリントする」をタップしてそのままプリントしても良いし、「編集」をタップしてフィルターをかけたりトリミングしたりと、ちょっとした画像の補正をしてからプリントしても良い。
プリンター側の解像度は800×800ピクセル(64万画素)と、それほど高くない。対して、iPhoneで撮った写真は約1200万画素なので、かなり拡大しても大丈夫。
編集を完了したら「OK」をタップしてプレビューに戻る。プレビュー画面で「プリントする」をタップすると、5秒くらいでデータの転送が終わって「うにー」っとフィルムが吐き出される。
インスタントフィルムなので、プリント後じーっと待つと絵が浮き出てくる。待つべし。
フィルターは「インテリジェンスフィルター」「モノクロ」「セピア」の3種類がある。インテリジェンスフィルターは、SP-3でプリントするといい感じになるように自動補正をかけてくれる。モノクロとセピアは名前の通り。
フィルターをかけてプリントした結果がこちら。
インテリジェンスフィルターをかけたものは、フィルターなしのものと比べてコントラストがちょっと高く、色も鮮やかになって、「インスタントフィルムっぽさ」がより出ている、というか、より「チェキらしくなる」って感じ。
出てくる絵は、アナログフィルムならではのテイストが漂っていて、クオリティもかなり高い。単に「キレイ」なだけなら、インクジェットプリンターで印刷した方がキレイなのだけど、チェキの方が楽しいのは、インスタントフィルムならではの風合いが良いんだろうなあ。
スマホ de チェキアプリを使うと、InstagramやFacebookにアップロードした写真もプリントできる。
アプリのカメラロール画面にある「Instagram」「Facebook」アイコンをタップすると、アプリがこれらのサービスに対する投稿から写真を引っ張ってきてくれる。ちょっと時間はかかるけれど……。
ただし、iPhoneがSP-3につながってると、iPhoneが写真を引っ張ってこれない。面倒ではあるが、いったんSP-3との接続を切断してからアイコンをタップしよう。
Instagramの写真を印刷する時は、自動的に投稿日やハッシュタグ、自分のアイコンや「いいね」の数なんかも一緒に取得して一緒にプリントしてくれる。
ただ、プリントしたものを見ると分かるのだけれど、「いいね」の数が3ケタ以上になると、正しく表示してくれないのである。なんという仕様か……。これは寂しすぎる。アップデートに期待。
このアプリのカメラ機能と「リアルタイムテンプレート」を同時に使うと、撮影した写真に撮影日時や簡単な撮影場所、その場所の天候・湿度・気温も一緒につけてくれる。楽しい。
リアルタイムテンプレートを使うと、こんな感じでプリントできる。
一度プリントしたものは、アプリが覚えていてくれるので、「再プリント」すれば同じものを何度もプリントできる。
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