2017年のスマホカメラトレンド:デュアルカメラが増え、自撮り文化の違いが明確に(2/2 ページ)

» 2017年12月26日 11時28分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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美肌とインカメラはどこまで行く?

 カメラで何を撮るかは人それぞれなのだけど、性能差が出やすいのは人物。

 どのカメラも顔を検出してそこにフォーカスを合わせる機能(笑顔検出)は昔から持っているけど、その情報をどう使うかはほんとメーカー次第。

 特に韓国、中国といった東アジア系のスマホはそこにすごく力を入れている。どんなシチュエーションでも顔は明るく滑らかに撮ろうとするのは見ていて感心するレベルだし、数年前と比べて技術が向上し、美肌処理に不自然さがなくなってきている。

スマホカメラ Galaxy Note8、ビューティー(美肌)レベルを最高にして撮っても、極端に不自然な感じはない

 どれだけその機能にリソースを割いてきたんだ、と思うくらいレベルが上がっている。

 顔を検出してあれこれ自動的に加工して……というと元祖は日本発祥のプリクラなのだが、日本のスマホはその辺ちょっと残念というか遠慮している感じ。まあ力を入れればいいってもんじゃないという分野ではあるのだけど。

 Appleはそもそもそういう機能を持ってないし、たぶん入れる気もないだろう。iPhoneのポートレート機能に「ポートレートライティング」機能が付いたけど、これはしっかりライティングをして陰影の強い写真を撮る欧米風のポートレート文化が色濃く出ている。

 これ、メーカーによる差というよりは、文化の違いという気がする。

 ビューティー系機能に力を入れている端末は当然、インカメラにも力を入れる。自撮りユーザーを意識せざるを得ないから。

 かつてインカメラは固定フォーカスが当然だったが、AF搭載モデルも出てきたし、メインカメラと同等の画素数を持つ製品も出てきた。

この先スマホのカメラはどこに向かう?

 昨今のトレンドを踏まえて、スマートフォンのカメラはこの先どっちへ進むかを考えると、たぶん、ズームレンズにはいかない。

 方向としては「2つのカメラがもたらす大量の画像情報をどう処理してどう活用するか」。既にHuaweiがMate10でAI用のプロセッサを、AppleもiPhone 8/XでA11 Bionicチップにニューラルエンジンを搭載したことをアピールしているので、カメラから得たデータをどう処理するかにニューラルエンジンが使われていくんじゃないかと思っている。AR的な使い方もあるけれども、全体としてカメラがより賢くなる方向へ行くんだろなと思う次第。

 ユーザーは特にモード切り替えをとかをすることなく、Xperiaの先読み撮影のような機能とか、撮る人がどこにフォーカスを合わせようとしているか、ちゃんと被写体を解析して先回りして撮りたいものに合ってくれるとか、いくつかのバリエーションを撮ってくれるとか。そっちを楽しみにしております。

 ちなみに、Xperiaも2018年にはデュアルカメラを搭載するというウワサが飛び交っているので、ソニーモバイルが2つのカメラをどう使ってくるのかも気になるところ。

 デュアルカメラはまだまだ進化しそうで楽しみである。いっそ、超広角、広角、標準、望遠のクアッドカメラ搭載スマホでも出てきたら面白いなと思っているのだが、さすがそれはやりすぎか。

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