思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモの富士通(現・富士通コネクテッドテクノロジーズ)製ケータイ「FOMA F901iC」です。
2004年のクリスマスイブに発売されたF901iC。富士通製では2機種目となるおサイフケータイに対応した製品です。
2.4型で26万2144色表示に対応するメインディスプレイや、6万5536色表示のサブディプレイ、204万画素のアウトカメラ、32万画素のインカメラ、指紋センサーを搭載するなど、901iシリーズで最高クラスのスペックを誇りました。
901iシリーズでは、PCでAACエンコードした楽曲ををminiSDメモリーカードに保存して聴ける機能に全モデルに搭載されていました。
実はこの機能、F900iが他に先駆けてこっそり(?)対応していました。ただ、決まったファイル名に書き換えて、miniSDメモリーカードの指定フォルダを探して保存する、ということをすべて手動で行う必要がありました。
F901iCでは、この点を改善するために専用のPC連携ソフトが付属していて、iTunesでAACエンコードした楽曲ファイルをminiSDカードにドラッグ&ドロップするだけと、より簡単に転送できるようになっていました。
またこのソフトを使うことで、Outlookとスケジュールやアドレス帳を同期したり、撮影した写真をPCに取り込んで管理・編集したりできるなど、簡単にPCと連携できる機能が詰め込まれていました。
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