au初のHDディスプレイ搭載 ほぼ全部入りなWiMAXスマホ「ARROWS Z ISW11F」(懐かしのケータイ)

» 2018年06月09日 10時00分 公開
[ITmedia]

 思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、au(KDDI・沖縄セルラー電話)の富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現・富士通モバイルコミュニケーションズ)製スマートフォン「ARROWS Z ISW11F」です。

「ARROWS Z ISW11F」(正面)
「ARROWS Z ISW11F」(背面) 「ARROWS Z ISW11F」

 2011年に発売されたARROWS Z ISW11Fは、初めてau向けに提供された富士通ブランドの端末です。

 auとしては初となるHD(720×1280ピクセル)ディスプレイを搭載し、デュアルコアCPU、WIN HIGH SPEED、+WiMAXなどのハイスペック機能に対応。さらに、IPX5/IPX8の防水性能、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、緊急地震速報といった日本市場向けの機能を盛り込んだ「ほぼ全部入りスマホ」でした。

ナビゲーションキー回り
カメラ回り

 ハイスペック防水モデルでありながら厚さは10.1mm、重さ131gに抑えられていて、ほぼ全部入りということで発売前の期待感が高く、発売当日の入荷台数より予約数が超えているという店舗もあるほどの人気ぶりを見せました。

 しかし、充電中などに本体温度が上昇しやすかったことや、ケータイアップデート(ソフトウェア更新)に失敗するWi-Fiをオフにすると再起動するなど、発売後にさまざまな問題が発生。別の意味で「記憶」に残る機種となってしまいました。

上面
左側面

「ARROWS Z ISW11F」の主な仕様

  • 発売日:2011年12月17日
  • キャリア:au
  • メーカー:富士通東芝モバイルコミュニケーションズ
  • サイズ:約64(幅)×128(高さ)×10.1(奥行き)mm
  • 重量:約131g
  • メインディスプレイ:4.3型(720×1280ピクセル)TFT液晶 1677万色
  • アウトカメラ:有効約1310万画素 裏面照射型CMOS
  • インカメラ:有効約130万画素CMOS
  • ボディーカラー:ファインホワイト、ストリームブルー、ライブピンク、ネオブラック

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月25日 更新
  1. 3COINSで1万1000円の「プロジェクター」を試す 自動台形補正、HDMI入力、Android OS搭載で満足度は高め (2025年12月24日)
  2. 「駅のQRコードが読み取れない」――ネットに落胆の声 なぜ“デジタル時刻表”が裏目に? (2025年12月25日)
  3. “やまぬ転売”に終止符か 楽天ラクマが出品ルール改定予告、「健全な取引」推進 (2025年12月23日)
  4. mineo料金プラン改定の真相 最安狙わず「データ増量+低速使い放題」で“ちょうどいい”を追求 (2025年12月25日)
  5. 若いiPhoneユーザーの間で「クリアケース」に人気が集まっている理由 すべては“推し”のために (2025年12月25日)
  6. iPhoneのロック画面で「カメラが起動しちゃった」を防げるようになった! その設定方法は? (2025年12月24日)
  7. 関東地方で5G通信が速いキャリアは? ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルでICT総研が比較(2025年12月) (2025年12月24日)
  8. 「楽天カード」は2枚持てる? 2枚持ちのメリットや注意点を解説、持てない組み合わせもあり (2025年12月23日)
  9. 「HUAWEI WATCH GT 6」レビュー:驚異のスタミナと見やすいディスプレイ、今買うべきスマートウォッチの有力候補だ (2025年12月24日)
  10. CarPlay/Android Auto対応「OttoAibox P3 Pro」発売 従来機から操作性向上、2画面表示も可能 (2025年12月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー