2018年6月4日〜2018年6月10日
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2018年6月4日から6月10日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。
今回のランキングの1位は、モトローラ・モビリティ・ジャパンの新スマートフォンを紹介する記事「1万円〜3万円台 モトローラがSIMフリー3機種を発売 ターゲットは?」でした。
モトローラは夏商戦向けに「moto g6 plus」「moto g6」「moto e5」を発売しました。税込みの想定価格はそれぞれ4万円台前半、3万円台前半、2万円程度。とりわけe5のリーズナブルさは特筆すべきものです。
この週末、筆者は家電量販店でこれらの新機種を見てきました。e5については、よくよく触ってみると“価格なり”の部分があるものの、“2万円でここまでできるのか”という感動の方が先立ちました。もちろん、g6やg6 plusも良くできたスマホです。
「ハイエンドな3Dゲームをプレイする」とか「とにもかくにも、カメラにこだわりたい」とか「高速な電波を浴びたい(通信速度を求めたい)」といったことがない限り、エントリーモデルやミドルレンジモデルのスマホも十分に快適です。
「本当に良い世の中になった」と感慨にふけるのであります。
今回のランキングでは、Appleの「iOS 12」に関連する記事が3つトップ10入りしました。それに関連して、約2年前の記事「3年前の『iPhone 5s』がいまだに“現役”の理由」が9位にランクインしました。
iOS 12は「iOS 11と同じデバイス(iPhone、iPad、iPod touch)をサポートする」ことが大きな特徴です。10位の「『iOS 12』は『iPhone 5s』も対応 これで最長6年間は“現役”に」にもある通り、iPhone 5sは“現役6年目”を保証されることになります。
程度の大小はあるものの、ライバルのAndroidではOSそのものに「メーカーカスタマイズ」が入るので、ここまで長期間のアップデートサポートは困難です。「長い間、ソフトウェア更新が入る」ということは、セキュリティ的側面からもより安心して使えることにつながることなので歓迎すべきことです。
……と書くと、「OSバージョンアップをすると旧世代機種だと動作が重くなることがある」という指摘も来ます。事実、スマホ(やPC)ではOSバージョンアップすると動作が重たくなることがあります。それはiOSも例外ではありませんでした。
しかし、今回のiOS 12は、プロセッサ(CPU)のパフォーマンスピークを前倒しするなどして、旧機種でもパフォーマンスアップの恩恵にあずかれるとのこと。これが本当なら、「パフォーマンス重視だからOSバージョンアップしない」という(ある意味で)消極的な選択をする必要がなくなります。
現在、iOS 12は開発者向けテストの段階。今月(6月)の終わりには一般ユーザーも試せる「パブリックβ」が配信される予定です。パブリックβが出たら、自宅に温存(?)しているiPhone 5sであれこれ試してみようと思います。
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