便利なのは、Googleアカウントに登録しているクレジットカードから電子マネーのチャージができること(現在はSuicaとEdyのみ)。サービスごとに、いちいちクレジットカードを登録する必要がない。
Suicaの場合には別のメリットもある。モバイルSuicaアプリではJR東日本グループのビューカード以外を利用してチャージすると年会費1030円(税込)が必要だが、Google Payアプリからチャージするよう設定すれば、年会費を支払う必要がない。ポイントやマイルをためるために使っているクレジットカードがあるなら、それをGoogleアカウントに登録し、そこからチャージすればいい。ただし、オートチャージには対応しない。
これまでおサイフケータイを利用したことがない人は、Google Payアプリからサービスを登録して利用を始めるのが簡単でお勧めだが、Android端末で既におサイフケータイのサービスを使っている人は、Google Payにあまりメリットを感じないかもしれない。
Google Payアプリをインストールし、アプリを開くと自動的に利用中の電子マネーが登録されているが、従来のアプリもそのまま使い続けられる。むしろ、そのサービス専用のアプリなので、Google Payアプリよりも機能は当然充実している。正直、おサイフケータイで電子マネーを利用しているなら、Google Payアプリが必要な場面はほとんどない。
ただ、今だけはぜひGoogle Payアプリの利用をお勧めしたい。というのも、Google Pay クレジットやGoogle Home Miniが当たるくじをひけるキャンペーンが2018年11月23日まで行われているからだ。Google Payを利用してWebサイト、店舗、交通機関で支払いをすると、抽選で50〜5000円分のGoogle Play クレジットやGoogle Home Miniが当たるくじを引ける。支払い額は問われないので、数十円の買い物でもいい。くじは1日5回まで引けて、Google Play クレジットはGoogle Playでアプリや映画、音楽などのコンテンツ購入に利用できる。

Google Payアプリの利用を開始し、4つの電子マネーを使って支払うと1日最大5回のくじを引ける(写真=左)。これは筆者が3週間ほどのGoogle Pay利用で当てたGoogle Play クレジットで、合計1000円になっていた。少額なら意外によく当たる。たまったGoogle Play クレジットはGoogle Playの残高に加えられ、Google Playでの買い物に利用できる(写真=右)Google Payアプリには電子マネーだけでなく、たくさんのポイントカードを登録しておける。スマホ内にカードを登録してしまえば、財布の中が少しはすっきりしそうだ。登録手順は基本的にポイントカードのバーコードをスマホのカメラで読み取るだけ。dポイントカードやTカードも登録でき、dアカウントやYahoo! JAPAN IDと連携させて利用できる。店舗での会計時にGoogle Payアプリからバーコードを提示することで、ポイントをためたり、ポイントで支払いができたりする。

「カード」タブの「+」から「ポイントカードを追加」を選ぶと、近所で人気のカードリストが並んでいるので、そこから選んで登録。ない場合は検索ウィンドウにポイントカードの名称を入力して検索できる(写真=左)。ラインアップから好みのカードを選ぶとカメラが起動するので、枠の中央部にバーコードを配置して読み取る(写真=右)
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