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「Android Pay」が日本でも利用可能に まずは「楽天Edy」からおサイフケータイで実現

» 2016年12月13日 12時20分 公開
[井上翔ITmedia]

 Googleは12月13日、Android端末向けデジタルウォレット「Android Pay」が日本国内でも利用できるようになったことを発表した。国内での利用には、Android 4.4(KitKat)以降のOSを搭載する「おサイフケータイ」に対応した端末が必要となる。

国内でも利用できるようになったAndroid Pay 国内でも利用できるようになったAndroid Pay

利用方法

 Android Payを利用するには、Google Playから「Android Pay」アプリをダウンロードする必要がある。ダウンロードはこちらのリンクから行える。

Google Playから「Android Pay」をダウンロード Google Playから「Android Pay」をダウンロード

 ダウンロード後、アプリを起動すると初期設定が行われる。それが完了すると、電子マネーやポイントカードなどを追加できる。

おサイフケータイ対応端末の初期画面おサイフケータイ非対応端末の初期画面 おサイフケータイ対応端末(国内)用Android Payの初期画面(写真=左)。おサイフケータイ非対応端末用の初期画面(写真=右)とは異なる構成となっている

対応する機能

 日本向けのAndroid Payでは「電子マネー」「ギフトカード」「ポイントカード」の3機能を使うことができる。利用できる店舗に近づくとプッシュ通知してくれる機能もある。

 この記事では、「電子マネー」「ポイントカード」機能の概要を紹介する。

電子マネー

 先述の通り、国内での非接触決済ではおサイフケータイを利用する。サービス開始時(12月13日)に対応する非接触決済サービスは「楽天Edy」のみとなる。すでにおサイフケータイで「モバイル楽天Edy」を利用中の場合は、利用中のカードをAndroid Payと連携できる。

 チャージ(残高追加)は、楽天Edy加盟店での現金チャージか、Googleアカウントに登録したクレジットカード・デビットカードでのチャージ(一部カード会社のみ)に対応している。

 なお、Googleでは、フェリカネットワークスと連携して対応する電子マネーの種類を増やしていくとしている。また、三菱東京UFJ銀行、Visa、Mastercardなどと協力して、アプリやWebサイト内でのオンラインチェックアウト(支払い)機能にも対応する予定だ。

楽天Edyの追加画面 Android Payの電子マネー追加画面。現在のところ、楽天Edyにのみ対応している
楽天Edyチャージに対応するカード発行会社 クレジットカード・デビットカードでのオンラインチャージは、従来の(モバイル)楽天Edyと同様に対応するカード発行会社が限られる。Googleアカウントに登録済みかつ楽天Edyチャージに対応するカードを利用しよう

ポイントカード

 ポイントカードの追加は、サービス開始時点では「楽天ポイントカード」などが対応している。手持ちのポイントカード追加できるかどうかは、「ポイント プログラムを追加」で自分のポイントカードプログラム名を検索すると分かる。

 検索結果に目当てのプログラム名が出てきた場合、それをタップするとバーコードを読み取る画面に遷移する。ポイントカードのバーコードをカメラで読み取れば、それと同じバーコードをAndroid Payアプリで表示できるようになる。うまく読み取れない場合は、手動でカード情報を入力して追加することもできる。

ポイントプログラムの検索画面バーコードスキャン 対応しているポイントプログラムかどうか検索し(写真=左)、そのポイントカードのバーコードを読み取る(写真=右)
楽天ポイントカードを登録した場合の画面 楽天ポイントカードの画面。ポイントプログラムに関する情報も表示される

Android Pay開始記念キャンペーン

 国内でのAndroid Payのサービス開始を記念して、Android Payアプリ経由で楽天Edyを初期設定(カードの新規作成)を行った人にもれなく400円分のチャージをプレゼントするキャンペーンを実施している。期間は2017年1月31日9時59分までで、通常は初期設定が完了すると自動的に特典が付与される。

 詳しい条件などは楽天Edyのキャンペーンサイトを確認してほしい。

開始記念キャンペーン Android Payの国内サービス開始を記念して、楽天Edyのチャージ400円分をもらえるキャンペーンを開催

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