Googleは12月13日、Android端末向けデジタルウォレット「Android Pay」が日本国内でも利用できるようになったことを発表した。国内での利用には、Android 4.4(KitKat)以降のOSを搭載する「おサイフケータイ」に対応した端末が必要となる。
Android Payを利用するには、Google Playから「Android Pay」アプリをダウンロードする必要がある。ダウンロードはこちらのリンクから行える。
ダウンロード後、アプリを起動すると初期設定が行われる。それが完了すると、電子マネーやポイントカードなどを追加できる。
日本向けのAndroid Payでは「電子マネー」「ギフトカード」「ポイントカード」の3機能を使うことができる。利用できる店舗に近づくとプッシュ通知してくれる機能もある。
この記事では、「電子マネー」「ポイントカード」機能の概要を紹介する。
先述の通り、国内での非接触決済ではおサイフケータイを利用する。サービス開始時(12月13日)に対応する非接触決済サービスは「楽天Edy」のみとなる。すでにおサイフケータイで「モバイル楽天Edy」を利用中の場合は、利用中のカードをAndroid Payと連携できる。
チャージ(残高追加)は、楽天Edy加盟店での現金チャージか、Googleアカウントに登録したクレジットカード・デビットカードでのチャージ(一部カード会社のみ)に対応している。
なお、Googleでは、フェリカネットワークスと連携して対応する電子マネーの種類を増やしていくとしている。また、三菱東京UFJ銀行、Visa、Mastercardなどと協力して、アプリやWebサイト内でのオンラインチェックアウト(支払い)機能にも対応する予定だ。
ポイントカードの追加は、サービス開始時点では「楽天ポイントカード」などが対応している。手持ちのポイントカード追加できるかどうかは、「ポイント プログラムを追加」で自分のポイントカードプログラム名を検索すると分かる。
検索結果に目当てのプログラム名が出てきた場合、それをタップするとバーコードを読み取る画面に遷移する。ポイントカードのバーコードをカメラで読み取れば、それと同じバーコードをAndroid Payアプリで表示できるようになる。うまく読み取れない場合は、手動でカード情報を入力して追加することもできる。
国内でのAndroid Payのサービス開始を記念して、Android Payアプリ経由で楽天Edyを初期設定(カードの新規作成)を行った人にもれなく400円分のチャージをプレゼントするキャンペーンを実施している。期間は2017年1月31日9時59分までで、通常は初期設定が完了すると自動的に特典が付与される。
詳しい条件などは楽天Edyのキャンペーンサイトを確認してほしい。
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