2018年8月27日〜2018年9月2日
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2018年8月27日から9月2日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。
今回のランキングでは、ソニーモバイルコミュニケーションズがドイツ・ベルリンで9月5日(現地時間)まで開催中の「IFA 2018」に合わせて新しいスマートフォン「Xperia XZ3」を発表したこともあり、トップ10中4記事がXperia関連記事となりました。
Xperia XZ3は、Xperiaとしては初めて有機ELディスプレイを採用。その恩恵を生かすかのように「四隅のカーブした画面」「左右端部の湾曲(エッジ)処理」といったAndroidスマホのトレンドをさらに積極的に取り入れています。湾曲を生かした「エッジセンス」という新機能も見逃せません。ただ、夏商戦向けに発売した「Xperia XZ2 Premium」とのカニバリゼーション(共食い)を避けるためか、アウトカメラはシングル構成です。
Xperiaといえば、2016年にブランドの方向性を再定義した際に(参考記事)、フラグシップモデル(X Performance→XZシリーズのライン)のモデルチェンジ間隔を見直す旨の発言をしていましたが、XZ3は「Xperia XZ2」のグローバル発表から半年でモデルチェンジをしています。ある意味で「元通り」になってしまっています。
グローバル市場の他メーカーを見ると、異なる特徴(コンセプト)のフラグシップモデルを2シリーズ用意して、それぞれを半年ずらしてモデルチェンジする傾向にあります。要するに、1つのシリーズのモデルチェンジは「1年おき」なのです。
ソニーモバイルコミュニケーションズもサイクル見直しでこれをある意味狙っていたと思うのですが、少なくともモデル名ベースではそれが崩れてしまっています。ただ、XZ3はスペック的にはXZ2のマイナーチェンジモデルと見なせるので「モデル名の付け方」をちょっと変えた(マイナーチェンジでも数字を進めるようにした)だけともいえます。
ともあれ、順当に行けばXperia XZ3は国内の各キャリアから2018年冬商戦モデルとして登場するはずです。日本市場でどういう評価を受けるのか、注視したいと思います。
Xperiaと並んで今回注目を集めたのが、「iPhone」に関する記事です。こちらもトップ10のうち4記事を占めました。中でも4位の発表日告知記事は大きな注目を集めました。
今回のAppleスペシャルイベントは、日本時間の9月13日午前2時から開催されます。通常、Appleのイベント告知サイトでは発表内容と関係のあるデザインがなされます。今回は金色の円形オブジェクトが大きく配置されています。
これだけでは何のことか分かりづらいですが、報道関係者向けの招待状には、このオブジェクトに加えて“Gather round.”(みんな集まれ)という1文が加えられています。恐らく、イベント会場に報道関係者が「みんな集まる」と同時に、新製品なども「みんな集まる」……ということを表したオブジェクトなのだと思われます。
ともかく、このオブジェクトの意味はまもなく分かります。発表会当日が楽しみです。
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