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じぶん銀行、口座開設や取引で「顔認証」 2019年夏をめどに導入へCEATEC JAPAN 2018

» 2018年10月16日 16時48分 公開
[田中聡ITmedia]

 2018年10月16日〜19日に幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2018」の三菱UFJフィナンシャル・グループのブースにて、じぶん銀行が、顔認証を活用したデモを実施している。

じぶん銀行 「じぶん銀行」アプリでの顔認証デモ

 これは、スマートフォン向け「じぶん銀行」アプリで銀行口座を開設する際や取引をする際に、なりすましや不正利用を防ぐための認証。じぶん銀行は、運転免許証を読み取って口座を開設できる「クイック口座開設アプリ」を提供しているが、取引をする際は、都度、パスコードを入力する必要がある。このパスコードに代わって顔認証を活用することで、よりスピーディーに取引ができるようにする。

 顔認証には、NECが開発した「NeoFace(ネオフェイス)」という技術を用いており、インカメラで認証する。

 銀行口座を開設するときなど、初回の認証のみ、本人確認書類(免許証、パスポート、マイナンバーカードなどなど)と本人の顔を同時に認証させる。その際、本当に実在する人物かを判定するため、「片目を閉じる」「顔を傾ける」といった動作を一つする必要がある(どの動作をするかはランダムで変わる)。これにより、写真での認証を防ぐ効果もある。

じぶん銀行 初回登録時に、身分証と本人を同時に登録する

 免許証と顔の同時認証を一度済ませれば、取引をする際は顔認証だけでよい。顔認証を他人がなりすまして突破できてしまう可能性は「10万分の1」を目指しており、初回の認証さえしっかり行えれば安全といえる。認証の精度は端末(インカメラのスペック)に依存しない想定だが、端末によっては、一定の距離を取らないとピントが合いにくいものもあるそうだ。

 顔認証では、目、鼻、口などの特徴点から、初回に登録した顔と照合を行うため、(口が隠れる)マスクをしているときは、認証できない。メガネやサングラスを着用しての認証は問題ない。容姿が変わったときはどうか。じぶん銀行の担当者によると、社内の女性に化粧あり、なしの場合で試してもらったところ、問題なく認証できたとのこと。

 ちなみに、じぶん銀行アプリは、起動時にアプリパスワードの入力が求められるが、iPhone Xシリーズなら、Face IDでアプリにログインできる。取引時の顔認証が実現すれば、アプリの起動も取引も、顔認証だけで済ませられる。

 じぶん銀行アプリの顔認証は、早ければ2019年夏に提供される予定。「広くデータを集めないと、どこまで使えるかが分からない」(担当者)ため、もうしばらく時間がかかりそうだ。

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