「iOS 12」の新機能「スクリーンタイム」は、どんなときに役立つ?iPhone Tips

» 2018年11月25日 06時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 iPhoneとiPadの最新OS「iOS 12」には多数の新機能が追加されました。今回は「iOS 12」の新機能の1つである「スクリーンタイム」について紹介します。

「スクリーンタイム」とは

 多くの人々にとって、スマートフォンは手放せない物となり、日常生活の必需品になりました。スマートフォンは、使いこなせば便利な反面、スマホ中毒にするほど、危険な存在でもあります。

 スクリーンタイム機能は、iPhoneに費やしている時間を詳細な統計データで示してくれます。そして、把握・管理が簡単にできるという優れた機能です。例えば、スマホ中毒で困っている人が自身のスマホ利用時間を見直したり、親が子供にiPhoneやiPadを持たせる場合に、子供がゲームアプリで遊ぶ時間を制限したりできます。

初期設定の方法

 まずは「設定」から「スクリーンタイム」を選択します。

スクリーンタイム
  1. 「スクリーンタイムをオンにする」をタップします
  2. 「続ける」をタップします
  3. 「これは自分用の [デバイス] です」または「これは子供用の [デバイス] です」を選択します

 初期設定をすると、iPhone本体、アプリ、Webサイト(Safari)の利用状況をまとめたレポートをいつでも確認できるようになります。

スクリーンタイムの見方

 一番上にはその日にどれだけの時間、iPhoneを操作していたのかが、横棒グラフで色分けされます。

スクリーンタイム

 その項目をタップすると、どのアプリを何時間または何分使ったのか、iPhone本体を持ち上げた回数、その日の内に何回の通知がきたのかなど、グラフと数字で分かりやすく表示されます。過去1週間分のデータを見るには、「過去7日」をタップします。

 グラフには「エンターテインメント」「SNS」「仕事効率化」などのカテゴリーが表示されます。「平均よりも○分上」は、iPhoneを使い始めてから現在に至るまでの統計を元にしています。

スクリーンタイムを使いこなす

 横棒グラフの下には4つの項目があります。

スクリーンタイム

 「休止時間」の項目では、iPhoneの画面を見ない時間帯を設定できます。休止時間の有効時(ON)は、許可したアプリや電話のみ使うことができます。

スクリーンタイム

 「App使用時間の制限」では、iPhoneにインストールされたアプリを使用する時間を制限できます。

スクリーンタイム

 「制限を追加」をタップすると、対象とするアプリのカテゴリーごとに、1日あたりどの程度使うのかを時間、分単位で設定できます。なお、App使用時間の制限は、毎夜午前0時にリセットされるので注意が必要です。同じ設定を続けたければ、翌日に設定をし直す必要があります。

スクリーンタイム

 「常に許可」では、常に許可されたアプリやユーザーが選択したアプリが、休止時間中でも使えるよう設定できます。

スクリーンタイム

 「コンテンツとプライバシーの制限」では、子供が勝手にアプリをインストール、削除したり、ゲームやコンテンツで課金したりすることを防げます。

 これらの機能は、スマホの使いすぎを防止する上で一定の効果はあるでしょうが、設定したユーザー自身が解除できてしまうので、メリットを感じない人もいるでしょう。それよりも、親が子供のiPhoneの利用を制限する方が役立つでしょう。

子供のiPhoneを管理する

 子供にiPhoneを持たせてスクリーンタイムを使うには、親と子供のiPhoneどちらからでも設定が可能です。親のiPhoneから設定をする場合は、「ファミリー共有」の参加とクレジットカードの登録が必須条件となります。

 ファミリー共有グループに既に参加している場合は、「設定」→「スクリーンタイム」から子供の名前を選択。子供のApple IDを新規で作る場合は「設定」→「ユーザー名」→「ファミリー共有」→「スクリーンタイム」の順に選択して設定していきます。

 親がスクリーンタイム専用のパスコードを作成して、子供のスクリーンタイムを有効にしておけば、子供が自らスクリーンタイムを無効にしたり、設定内容を変更したりすることを防げます。

 注意すべきこともあります。親のiPhoneのロック解除に設定しているパスコードとは異なるパスコードを、スクリーンタイムで設定しておきましょう。同じパスワードを使いまわすと、子供にバレてしまう恐れもあります。

 ファミリー共有でスクリーンタイムを使うには、管理する側と管理される側どちらもiOS 12をインストールしたiPhone(iPad)を使っていることが前提となります。また、親が子供のiPhoneを管理する場合、子供が18歳未満で、子供用のApple IDを使ってファミリー共有グループに所属している必要があります。

スクリーンタイムはどんな人にベストな機能か

 スクリーンタイムは、個人よりも親子で所有するiPhoneでこそ役立つ機能といえます。iOS 12を搭載したiPhoneを持つことで、他社のサービスに加入することなく、子供の利用制限から見守りまでの全てを行えるのは便利です。iPhoneやiPadを使っているお子さんがいる方は、ぜひ活用してみてください。

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