以上で各審査員の点数が出そろいました。合計すると以下の通りです(点数の高い順)。
【訂正:2018年12月28日19時18分 初出時に、Mate 20 ProとGalaxy Note9の合計点に誤りがありました。Mate 20 Proは54点ではなく47点、Galaxy Note9は21点ではなく28点です。おわびして訂正致します。】
スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018に輝いたのは、HUAWEI P20 Proとなりました。P20 Proは、HuaweiがこれまでLeica(ライカ)と共同開発したカメラを搭載してきたPシリーズの正統進化モデル。大型かつ高画素のセンサーやAIを使ってカメラ画質を大きく引き上げたことに加え、大手キャリアのドコモから発売されたことも話題を集めました。P20 Proよりも後に発売されたMate 20 Proの方が性能は上ですが、Huawei初のトリプルカメラやドコモ発売のインパクトが勝りました。
なお、Huaweiのスマートフォンが受賞するのは、2016年の「HUAWEI P9」以来、2年ぶりです。
2位には、同じくHuaweiのMate 20 Proがランクイン。望遠カメラに加えて超広角カメラを搭載したことで、スマホカメラの楽しみ方を広げました。ワンツーフィニッシュとなったHuaweiが、2018年は圧倒的な存在感を見せつけました。
4位のPixel 3は、10位のPixel 3 XLと合わせて33点を獲得し、Pixel 3シリーズとしては3位のGalaxy Note9を上回りました。Pixelシリーズとして初めて日本に投入され、キャリア(ドコモとソフトバンク)も扱うなど話題を集めました。特にAIを駆使したカメラ性能は多くの審査員から高い評価を受けました。
ちなみに、これまで必ず1位〜3位をキープしていたiPhoneは、今回はiPhone XRの5位が最高位で、iPhoneの合計点も「26点」と過去最低に終わりました。2017年のスマートフォン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたiPhone Xのインパクトが強すぎたのか、そのアップグレード版であるiPhone XS/XS Max、そして新機種の中でも安価なiPhone XRは、iPhone Xほどのインパクトは残せなかったようです。2019年は新機軸のiPhoneにも期待したいところです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.