自動販売機でもコード決済の波が来るかもしれない。
FinGoが販売するマルチ決済端末「UNO PLUS」は、飲料自販機、コインランドリー、駐車場精算機、券売機、コインロッカーなどへ設置可能。
ユーザーにとって特にうれしいのが、飲料自販機への設置ではないだろうか。SuicaやiDなど非接触の電子マネーに対応した自販機は多いが、コード決済への対応はほとんど進んでいない。対応するコード決済が増えれば、FeliCaに対応しないスマートフォンでもスマホから手軽に飲料水を購入できるようになる。
3月5日から8日まで開催されている「リテールテックJAPAN2019」では、コード決済対応のUNO PLUSを設置した飲料自販機のデモを披露。ユーザーはアプリからバーコードを表示させて、その画面を決済端末の下にかざすと、コードを読み取って決済が完了する。担当者によると「スキャナー付きの端末で飲料自販機のコード決済に対応するのは初ではないか」とのことだった。
ただし現時点で、コード決済対応のUNO PLUSはまだ飲料自販機では導入されていない。UNO PLUS自体は、2018年からイオン店舗の自販機で8000台ほど導入しているが、決済手段は交通系ICやWAONなどの非接触決済に限られる。コード決済への拡張にも期待したい。
【訂正:2019年3月6日14時27分 初出時に、イオンの自販機でコード決済(WeChatPay)ができる旨の説明をしていましたが、イオンの自販機ではコード決済を導入しておりません。おわびして訂正致します。】
現時点でUNO PLUSが対応しているコード決済は「WeChatPay」のみだが、今後は「Alipay」や「LINE Pay」にも対応する予定。非接触決済は交通系電子マネーや「WAON」「iD」「QUICPay」「楽天Edy」に対応している。クレジットカード向けの非接触決済「EMVコンタクトレス」も2019年内に対応する予定。
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