今日から始めるモバイル決済

「楽天ペイ」アプリで個人間送金が可能に、最大20%還元キャンペーンも

» 2019年03月18日 18時10分 公開
[井上翔ITmedia]

 楽天は3月18日、「楽天ペイ(アプリ決済)」アプリをアップデートした。同社のオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」の個人間送金機能を実装した他、Android版ではFeliCaを利用した電子マネー「楽天Edy」へのショートカットも用意。「楽天ポイントカード」をアプリ内で表示できるようにする改善も行った。

バナー

新機能1:楽天キャッシュの個人間送金

 バージョンアップしたアプリでは、楽天キャッシュを利用した個人間送金が利用できる。

 送金側は、楽天キャッシュの残高の範囲内で送金金額を設定できる。手数料は無料で、1回あたり10万円まで、1カ月あたり100万円まで1円以上1円単位で送金可能だ。初回利用時は、利用前にSMS(ショートメッセージ)を使った電話番号認証が必要となる。

 実際の送金は、送金先に「受け取りリンク(URL)」を送付して行う。電話帳(連絡先)に登録されている相手なら、電話帳のデータを読み込むことで簡単に送金できる。未登録の相手でも、リンクを共有することで送金可能だ。送付先を間違えた場合は、自分で受け取りリンクをタップ(クリック)して受け取り操作をすると「キャンセル」できる。

送金 送金の概要
送金画面 アプリの送金画面。送金は相手に受け取りURLを送って行う

 受け取り側は、楽天ペイアプリまたはWebブラウザを使って楽天キャッシュを受け取る。受け取りには楽天会員への登録が必要で、リンクを受信してから3日以内に受け取り操作をする必要がある。3日以内に受け取れなかった場合は、送金元に残高が戻る。

 受け取った楽天キャッシュは、楽天ペイを含む楽天が運営する一部サービスで利用できる。

 「楽天スーパーポイント」の残高もある場合、支払いへの優先充当を切り替えることもできる。ポイントを優先すると「期間限定ポイント→通常ポイント→楽天キャッシュ」の順に充当され、楽天キャッシュを優先すると「楽天キャッシュ→期間限定ポイント→通常ポイント」の順に充当される。

 楽天会員IDとひも付いた楽天銀行の口座を持っている場合は、「プレミアム型」サービスに移行すると現金として出金することもできる。出金は1回あたり10万円まで、1カ月当たり100万円までで、1000円以上1000円単位で可能。出金時には、出金金額の10%(+税)が「手数料」として必要となる(例:1万円出金する場合は、手数料が税込1080円掛かるので、実際の入金額は8920円)。

 ただし、3月18日現在、プレミアム型サービスへの移行は一時停止中となっている(参考リンク)。

現金受取 プレミアム型サービスに移行すると、現金として出金もできるが、現在はは移行の受け付けを停止している

 楽天キャッシュへのチャージは、同社のフリマアプリ「ラクマ」からの売上金以外では、楽天カード(楽天の子会社)が発行したクレジットカードのみ対応している。チャージは1回あたり、1カ月あたり共に10万円までで、1000円以上1円単位で行える。

新機能2:楽天Edyアプリへのショートカットを用意(Android版のみ)

 Android版アプリでは、楽天Edyアプリへのショートカットが用意された。

 利用するには、別途楽天Edyアプリのインストールが必要で、インストールされていない状態でショートカットをタップすると、Google Playの画面に遷移するようになっている。

楽天Edyへのショートカット Android版アプリでは、楽天Edyアプリへのショートカットが表示されるようになった

新機能3:楽天ポイントカードがメインメニューに「昇格」

 新バージョンのアプリでは、従来は右上にアイコン表示されていた楽天ポイントカードのアイコンをメインメニューに移動。コード決済用のバーコード・QRコードとポイントカード用のバーコードをサッと切り替えやすくなった。

ポイントカード アプリから楽天ポイントカードを表示しやすくなった

キャンペーンも実施

 アプリのバージョンアップに伴い、楽天では「楽天カードを設定したお支払いでポイント倍々!ポイント最大40倍還元キャンペーン」を4月8日9時59分まで開催する。

 キャンペーンにエントリーした上で、楽天ペイ(アプリ決済)の支払い方法に楽天カードを指定すると、楽天スーパーポイントが以下の通り通常より多く付与される。

  • 通常:20倍
  • 期間中に500円(税込)以上の支払いを3回以上する:30倍

 期間中に楽天ペイ(アプリ決済)を始めて利用した場合は、これらの倍率がプラス10倍となり、最大で40倍(20%)還元となる。ただし、期間中の付与上限は3000ポイントとなる。

 また、同社は「楽天キャッシュにチャージで毎日抽選で100名様に1,000ポイント当たるキャンペーン」も同じ期間で実施。楽天キャッシュに楽天カードで1000円以上チャージすると、毎日100人に楽天スーパーポイントが1000ポイントプレゼントされる。

 なお、これらのキャンペーンで付与されるポイントはいずれも6月30日までが有効期限となる「期間限定ポイント」となる(通常付与分を除く)。

キャンペーンバナー

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月07日 更新
  1. ヨドバシ通販は「高還元率で偽物リスク低い」──コレが“脱Amazon”した人の本音か (2025年12月06日)
  2. 「健康保険証で良いじゃないですか」──政治家ポストにマイナ保険証派が“猛反論”した理由 (2025年12月06日)
  3. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  4. ドコモも一本化する認証方式「パスキー」 証券口座乗っ取りで普及加速も、混乱するユーザー体験を統一できるか (2025年12月06日)
  5. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  6. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  7. 楽天モバイルが“2025年内1000万契約”に向けて繰り出した方策とは? (2025年12月06日)
  8. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  9. ドコモが「dアカウント」のパスワードレス認証を「パスキー」に統一 2026年5月めどに (2025年12月05日)
  10. Amazonでガジェットを注文したら、日本で使えない“技適なし製品”が届いた 泣き寝入りしかない? (2025年07月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー