先述の通り、競合他社は料金面での競争を激化させつつある。しかし、宮内謙社長は自社の料金プランに自信を持っているようだ。
まずソフトバンクブランドの主戦場である「大容量プラン」では、ウルトラギガモンスター+が他社よりも安価で容量も多く、特定の動画・SNSサービスの通信料がかからないことをアピール。割り引き条件面から「直接比較はできない」ものの、「十分戦っていける」ことを強調した。
一方、Y!mobileブランドの主戦場である「小・中容量プラン」では、同ブランドの「スマホプランM」「スマホプランL」と、同セグメントを狙った競合の「段階制プラン」を比較。両プランともに「(分離プランを導入していない現時点でも)価格競争力は十分にある」とした。
ただ、ソフトバンクはブランドは2つに分かれていることがメリットでもありデメリットでもある。そこで、ケータイからの乗り換え限定ではあるものの、ソフトバンクブランドでも低容量の「スマホデビュープラン」を用意。「大容量はソフトバンク」「ライトユースはY!mobileまたはLINEモバイル」という基本軸は維持しながらも、「ミニモンスター」に次ぐ小容量の選択肢を拡充した。
今後、auの動向によっては「料金の微調整は必要」だが、さまざまなユーザーのニーズに合う料金プランを提供する方針だという。
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