エンターテインメントの分野は舛田氏が発表。月額240円(学生は120円)でクリエイターズスタンプが使い放題になる「LINEスタンプ プレミアム」を7月に開始する。舛田氏は「約3億8000万円分のスタンプが使い放題になる」とアピールする。
「LINE LIVE」も拡張し、熱量の高いファンがより盛り上がれるよう、月額課金の限定ライブを視聴できる「プレミアムチャンネル」を7月に提供予定。2020年中には、ライブを視聴しながら買い物ができる「ライブコマース」を提供する予定だ。
2019年5月時点で3200万以上のダウンロードを記録し、5400万曲以上を配信している「LINE MUSIC」は、2019年秋に大型アップデートを行う。舛田氏が「キーとなる」と話すのが、AIの導入だ。ユーザーの好みに合わせたプレイリストを自動で生成する機能や、シチュエーションやジャンルに合った曲を自動再生するラジオ機能を提供する。
これはAIではないが、他の音楽配信サービスで作成したプレイリスト画面をOCRで読み取って、LINE MUSICに取り込む“引っ越し機能”も用意する。舛田氏は「(引っ越し機能を使うには)どこにも負けない楽曲数、カタログ数が必要になる。(配信曲数の多いLINE MUSICには)この2つがあるからこそ有効に働く」と胸を張る。
さらに、LINE MUSICで配信している5400万曲が無料で聞き放題になるフリーミアムモデル「ONE PLAY(仮)」を2019年内に開始する。今まで無料で聞けるのは30秒までだったが、これがフルに再生可能になる。無料で聞けるのは基本的に1曲あたり1回のみだが、一定期間が過ぎると、再び視聴可能になるという。舛田氏は「今まで以上に音楽が身近な存在になる」と期待を寄せる。
他にも、「LINEトラベル」内で展開する検索サービス「おでかけNOW」、トヨタのビッグデータを活用した「LINEカーナビ」、LINE上のデータベースを統合して検索できる「LINE Search」、弁護士とも相談ができる1to1プラットフォーム「LINE ASK me」、飲食店やレジャー施設をレビュー、検索できる「LINE STEP」なども発表。LINEは生活インフラになることを目指して多彩なサービスを提供していく考えだ。
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