お次は望遠カメラ。画面の端に「木-林-森」みたいに、木が1本2本3本と並んだアイコンがあるんだけど、この中の「林」が広角カメラ。「木」にすると2倍の望遠になる。
画面右にあるアイコンを「林」から「木」にすると2倍の望遠となる。ベストショットはこの構図らしい。水平をちゃんと取れるのがありがたい。傾きがちだから
2倍の望遠で撮影。ディテールもけっこうちゃんとしていて写りはよい
しっかりしたよい写り。広角カメラよりセンサーサイズが小さい分不利なのだけど、しっかり撮れている。「森」をタップすると超広角になる。
超広角。13mm相当なんてなかなかない広角っぷりでぐわんと広い範囲を撮れる
超広角だけは1600万画素と画素数が多い。周辺部のゆがみも気にならない
超広角はちょっと周辺部が湾曲するけれども、あまり気にならないレベル。設定でゆがみを真っすぐに直すこともできるが、このままでも使える。
広角感が増すアングルで不忍池を撮ってみた。広い範囲を撮れるのみならず、この極端なぐわーっとパースがつく遠近感が超広角の楽しさだ。
では、いろんなものを撮ってみよう。まずは猫。ちゃんと猫と認識。ただ、横を向いていたり顔が全然見えておらず、遠くにいて小さくしか写っていないと猫と認識してくれないのは残念。
猫と見つめ合ってみた。右上に「猫」アイコンが出ている。シンプルなアイコンでこれはこれで楽しい。シーンを認識するとここにアイコンが出るのだ
りっぱなキジトラ。望遠カメラで撮影した
次は「建物」。
建物や風景を撮るときは水平が大事なのでベストショット機能はありがたい。右上に建物アイコンが出ているのが分かる
間もなく解体される昭和なビル。この屋上に往年のテレビドラマ「傷だらけの天使」のペントハウスがあったことで有名だ
次は「夜景」。イマドキのスマホカメラなので夜景はきれい。
めちゃ暗い団地内の暗渠。夜景アイコンが出た。このときばかりは、地下水路を中心に置きたかったのでベストショットガイドを無視した
26mm相当の広角カメラで撮影。イマドキの夜景らしく暗部も明るく撮っているが、ノイズはあまり気にならなくてよい。ISO1000
料理はけっこう高い確率で認識してくれた。
料理と認識したので右上に「食事」アイコンが出た
でもGalaxyは別途「食事」モードも持っているのだ。食事モードにすると、料理用のセッテヒング+ライブフォーカスで料理以外の背景をボカしてくれる。
撮影モードの端っこに「食事」モードがあるので見逃さないように。料理の撮りたい部分をタップしてそこ以外をぼかすことができる
背景はほどよくボケているし、色は鮮やかでおいしそうだし、明るさも完璧。これはよい
次は「服」。実は「服」や「靴」も認識するのだ。
最近お気に入りの「墾田永年私財法Tシャツ」をハンガーにかけて撮ってみた。since 743ってのがポイントです。
「食事」モードに「服」や「靴」。つまり、最近SNSによく上げられる被写体を積極的にチェックしているのだ。そのあたりはさすがである。ギャラリーアプリでもちゃんと被写体別に分類するので、後から探したいときにもよい。
ギャラリーアプリで「検索」をかけると分かりやすくいろいろと分類してくれている。これはよい機能
他にも「室内」「花」「テキスト」「乗りもの」「日没」と認識してくれるシーンは多い。
「室内」と認識。まあ室内には違いない
「日没」と認識され、風景なので超広角カメラを使いましょう、なんてアドバイスもしてくれる。従わなかったけど
お店の黒板。テキストと判断してくれた。そのまま補正して真っすぐにした写真を撮ってくれる。不要なときは、「T」となっているアイコンをタップして、シーン認識をオフにすればよい
上野動物園の懸垂式モノレール。乗り物と判定された(右上に車のアイコンが出ている)
超広角カメラで撮影してみた
夜のアジサイ。花と認識された
こちらは昼に撮ったアジサイ(の一種)。スクリーンショットとは違う写真ですまん。青空の入った作例も欲しいなと思って
というわけで、シーン認識とベストショットガイドは面白いのである。
気になったのはデュアルアパチャーの振る舞い。F1.5/2.4が自動的に切り替わるのだけど、F2.4のまま引っ張り過ぎるかなという気はする。被写体ブレすることもあるので、もうちょっと早めにF1.5に切り替わってもいいんじゃなかろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.