最後は動画。動画機能は豊富で、スーパースローモーションとか4K動画とかタイムラプスとかいっぱいあるのだけれども、ここでは2つの機能に注目してみた。
1つは「スーパー手ブレ補正」。これがなかなかすごい。これをオンにすると、ズームも効かなくなるし動画サイズもフルHDに固定されるし、電子式手ブレ補正を強くかけるので画角は狭くなるのであるが、実にブレなくなるのだ。
試しに自転車にスマホを付けて走ってみた。これ、地面からの細かな振動が伝わるので、ガタガタと細かいブレが出やすい。
走ってみたのがこちら。路面状況はあまりよくないし、小さな段差も何度か通過しているが、実に安定していて滑らか。
もう1つは超広角。フルHDに加えて、画面に合わせてフルスクリーン(つまり2280×1080ピクセル)でワイドな動画を撮れるのだ。
このワイド感はなかなか迫力である。
かくして、こう全体的に性能が上がって、トリプルカメラの基本をちゃんと押さえていて(0.5x、1x、2xとバランスよい構成)、インカメラのライブフォーカスもちゃんとしていて、Galaxy S10+ならではの撮影も加わって、画質も安定感があり、2019年のスマホカメラのトレンドをしっかり押さえつつ完成度がすごく高い優秀なカメラといっていい。さすがのデキでありました。
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