8月7日(現地時間)に米ニューヨーク州で開催された「Galaxy UNPACKED 2019」では、既報の通り、「Galaxy Note10」「Galaxy Note10+」の2機種が発表された。
発表内容はNoteシリーズ2機種が中心だった一方で、7月31日に発表されたばかりで、同じSペンを採用する「Galaxy Tab S6」をあらためて紹介。もともと、大画面のNoteシリーズとセットで発売してきたスマートウォッチにも新製品が登場。ベゼルにタッチセンサーを配置した、「Galaxy Watch Active2」が披露された。
また、モバイルの技術を応用した製品として、Qualcommの「Snapdragon 8cx」を搭載した「Galaxy Book S」も発表された。ここでは、Galaxy Note以外のモバイル関連新製品を、実機の写真とともにチェックしていきたい。
Samsung Electronicsは、7月31日に発表されたばかりのGalaxy Tab S6を、あらためて披露した。特徴的なのは、やはりGalaxy Noteシリーズと同様、Sペンに対応している点。機能面でも共通点が多く、Galaxy Note10、10+が採用したジェスチャー操作にも対応する。また、「Samsung Notes」アプリでは手書きの文字を認識し、テキストデータにワンタッチで変換することができる。
Sペンの装着方法は、Appleの「iPad Pro」をほうふつとさせる。iPad Proは側面にマグネットでApple Pencilを留めておけるが、Galaxy Tab S6は背面にへこみがあり、ここにSペンを収納する仕掛け。マグネットでカチッと固定できるのも、iPad Proとの共通点といえる。Sペンは、本体に装着することでペアリングや充電が可能だ。
側面には金属の接点があり、アクセサリーのキーボードケースを装着できる。残念ながら、展示会場ではキーボードケースを発見できず、使用感も確認できなかったが、本体の設定を見ると、装着時に自動でDeXモードが立ち上がる仕様になっていた。
DeXとは、Galaxy Sシリーズ、Noteシリーズに搭載された機能の1つで、外部ディスプレイに接続した際に、マルチウィンドウのUI(ユーザーインタフェース)を利用できる。ただしタブレットでは、画面のサイズを生かし、外部ディスプレイに接続する必要なくDeXモードを立ち上げることが可能だ。これはGalaxy Tab S6も同じ。UIの切り替えもスムーズで、あたかもコンパクトなPCのように見える。
Androidを採用したハイエンドタブレットは、バリエーションが少なくなっているが、Galaxy Tab S6は、スペックも充実。プロセッサには「Snapdragon 855」を採用し、メモリ(RAM)も6GB/8GBと多い。背面のカメラは、デュアルカメラとなる。価格は649ドルからで、8月23日に発売する予定だ。
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