たたんで、開いて、使ってみた 折りたたみスマホ「Galaxy Fold」ファーストインプレッション(2/2 ページ)

» 2019年10月05日 06時00分 公開
[村元正剛ITmedia]
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折りたたみ時は、懐かしのガラケーの感覚で使えそう

 折りたたんだ状態では、横幅は約62.9mmになる。スマホというよりもケータイに近いサイズ感で、何となく懐かしさも感じた。折りたたんだ状態でも4.6型(720×1280ピクセル)のディスプレイを利用でき、電話をかけたり、メールをチェックしたり、全てのアプリを使える。電話をかけるときには、片手で操作できる、このスタイルが使いやすいだろう。

Galaxy Fold 折りたたみ時に上から見た状態。ディスプレイはほとんど隙間なく折り曲がる
Galaxy Fold 折りたたみ時に下から見た状態。USB Type-Cポートを搭載。独立したイヤフォンジャックはなかった
Galaxy Fold クローズ時は片手でも楽に文字入力できる
Galaxy Fold なお、オープン時は画面の下半分にキーボードを表示できる

何と6つのカメラを搭載!

 カメラはアウトカメラがトリプルレンズカメラ(広角+望遠+超広角)で、セルフィー用のインカメラはデュアルレンズ(標準+広角)で、さらに閉じた状態でも使えるインカメラも備えている。これは主にビデオ通話で用いると思われる。

Galaxy Fold 背面のトリプルカメラは、Galaxy S10/S10+と同じ仕様のようだ
Galaxy Fold 折りたたんだ状態でもアウトカメラで撮影可能
Galaxy Fold インカメラに切り替えて自分撮りも可能
Galaxy Fold 超広角で撮影
Galaxy Fold 広角で撮影
Galaxy Fold 望遠(光学2倍ズーム)で撮影

韓国での売れ行きは好調。日本発売はどうなる?

 Galaxy Foldは、9月6日に韓国で発売され、2000〜3000台の初回出荷分は半日で完売したそうだ。また、携帯電話キャリアが5日に予約販売した数百台も10分で完売したらしい。価格は239万8000ウォン(約21万5000円)だが、それでも使ってみたいという人が多いのだろう。

 筆者も、実際に触れてみると、想像していた以上に操作が分かりやすく、シンプルに大画面のメリットを享受できるように思えた。折りたたみ時のポケットに収めやすいサイズ感も◎。今、ガラケーとタブレットの2台持ちをしている人は、これ1台で事足りるのでは? とも思った。

 新しいタイプのスマホなので、操作すること自体にワクワク感があり、実際に購入した人は、しばらく友人や知人に自慢できるだろう。欲を言えば、せっかく大きめの手帳のようなサイズなので、Sペンが付いているといいのになぁと思う。韓国では、Galaxy Note10+とGalaxy Foldのどっちを買うべきかを迷う人も多いのではないかと思い。

 果たして、日本での発売は?

Galaxy Fold Galaxy S10(右)と大きさを比べてみた。クローズ時の横幅はGalaxy Foldの方が細い
Galaxy Fold Galaxy Foldの方が圧倒的に画面が広い
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