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» 2019年10月29日 06時00分 公開

渋谷にau直営店が11月1日オープン 「5G時代を見据え」スマートグラスを体験できるコーナーも

KDDIは11月1日10時に、全国で13店舗目となる直営店「au 渋谷スクランブルスクエア」をオープンする。5G時代にふさわしい直営店として、スマートグラス「NrealLight」を用いた映像やARコンテンツが楽しめる視聴体験コーナーも設置する。同グラスは、将来的には一般消費者向けに製品化することも検討しているという。

[金子麟太郎,ITmedia]

 KDDIは11月1日10時に、全国で13店舗目となる直営店「au 渋谷スクランブルスクエア」をオープンする。場所は渋谷駅直上の大規模複合施設「渋谷スクランブルスクエア」11階で、モバイルアクセサリーや雑貨などを取りそろえる。

KDDI_Shibuya_Store au 渋谷スクランブルスクエアの店内

スマートグラスを体験できるコーナーを用意

 同店は携帯電話やアクセサリーを販売するだけでなく、5G時代にふさわしい直営店として、中国Nrealのスマートグラス「NrealLight (エンリアル ライト)」を用いた映像やARコンテンツが楽しめる視聴体験コーナーも設置する。

KDDI_Shibuya_Store 中国Nrealが開発したスマートグラス「NrealLight (エンリアル ライト)」
KDDI_Shibuya_Store NrealLightに映像が投影されている様子

 NrealLightは、現実世界に3Dオブジェクトなどを重ねて表示する「Mixed Reality」(複合現実)技術を用いたスマートグラスで、AndroidスマートフォンやPCとケーブルで接続して利用する。本体の重さは88gと軽量で、サングラスのような感覚で使える。片目の解像度は1080pで、表示できる画角は52度だ。

KDDI_Shibuya_Store 同店ではNrealLightをソニーモバイル製の5Gスマートフォン試作機と接続して使う

 常時1台が展示、土日は3台が展示され、店舗スタッフ案内のもと、下記のコンテンツを視聴できる。

  • auのCM
  • ゲーム「星のドラゴンクエスト」に登場するキャラクター
  • ラテグラが製作するVtuber「ルォ・テンイ」のダンス
  • 山崎賢人さんが主演する映画「キングダム」予告編

NrealLightはどんな使い方ができる?

 NrealLightは、中国Nrealが2019年1月に発表し、5月にはKDDIとパートナーシップを結び、国内での本格普及に向けて、共同プロジェクトを進めている。今回、auの新たな直営店でNrealLightが体験できるのも、両社の取り組みの1つだ。

KDDI_Shibuya_Store 今回のNrealLightはauロゴが印刷されている

 最近ではソフトバンクが8月に行った5Gプレサービスの体験会で、バスケットボールの試合をさまざまな角度から捉え、3Dに再構成した映像を閲覧するデバイスとしても使用された。

 NrealLightのメリットや今後について、KDDIサービス本部 プロダクト開発1部 プロダクト2グループの王健氏にうかがった。

KDDI_Shibuya_Store KDDIの王健氏

 「頭にかけて使うデバイスは、VRを含め、既に多くの製品が存在する。しかし頭全体を覆ってしまい、装着していると、次第に目や首が疲れてくる」と、王氏は現在のヘッドマウントディスプレイの欠点について話す。一方、NrealLightの形状はメガネやサングラスと見た目がほとんど同じ。王氏は「ただ単にデジタルを体験するツールだけ用意しても、多くの人に使ってもらえない」と話す。

 NrealLightの重量は88gと軽く、首から下げたり、胸ポケットに引っ掛けたりできるのもメリットだ。

KDDI_Shibuya_Store NrealLightの裏には近接センサーやカメラが内蔵されている
KDDI_Shibuya_Store NrealLightのフレーム部分にはスピーカーを内蔵している
KDDI_Shibuya_Store 頭や首への負担が少なく、違和感なく使用できる

 もちろん形状だけにとどまらず、現実世界に3Dオブジェクトなどを重ねて表示できるという特徴もあわせ持つ。王氏は「例えば、今回のような携帯ショップであれば、NrealLightを装着した状態で店舗を見渡すだけで、それぞれの商品情報や、待ち時間などが表示され、店舗スタッフがいなくても、さまざまな情報を得られる」と述べた。

NrealLightのコンテンツを作ってほしい

 手軽に装着できるメリットがある一方、スマートグラスの課題もあり、コンテンツがVRなどに比べて少なく、普及には至っていないのが現状といえる。

 こうした状況を踏まえ、Nrealは、日本の開発者を支援するプロジェクト「Project Eve」の参加申し込みを10月9日から受け付けており、選考を通過した人にはNrealLightを1週間無償で貸し出す。

 単に直営店に置くだけのデバイスであれば、KDDI側がコンテンツを用意すれば済むが、将来的には一般消費者向けに製品化することも検討しており、こうしたプロジェクトを通して、NrealLightのアプリやコンテンツを開発してもらうのが狙いだ。

 また、今回はあくまでスマートグラスが何なのかを体験してもらうべく、NrealLight本体と一部のコンテンツを用意したという。王氏は「同店で体験できるコンテンツを増やす予定で、いろいろな方々に体験いただきたい」と話した。

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