望遠の話はこのくらいにして、その他もろもろの被写体も。
まずは人。人を認識すると自動的にポートレートモードになる。 ポートレート時はズームが1x、2x、3xに限定される。5xや10xは使えないが背景ぼかしは可能だ。
ポートレートモード時はボケ方も選ぶことが可能だ。
このとき、ToFカメラを使って奥行きを見ているのだと思う。
続いて自撮りのポートレートモード。
アウトカメラ時と比べると奥行きの判定がちょっと甘いことがあるが(手がぼけちゃっているのはちょっとこわい)、美肌や逆光時の肌の出し方はさすがだ。
人物以外で背景をぼかしたいときは「アパーチャ」モードを使う。
次は得意の夜景モード。
スマホ夜景撮影ブームを作ったといっても過言ではないHuawei。夜景モードは相変わらず強力で、数秒かけて撮影し、暗いところは明るく、明るい所は白トビしないきれいな夜景を撮ってくれる。
広角カメラでも夜景を撮れるのがよい点だ。
と、静止画を中心に見てきたが、相変わらずHuaweiらしいこってりした派手目の絵作りを見せてくれた。印象的な写真をさっと撮りたいならHuaweiはよい。
望遠を強化したことでP30 Proでしか撮れない写真を撮れるようにはなったが、その分スマートフォンならではの手軽さは少し下がったかなという気はする。文中に書いたように、1xの次が5xってのは間が開きすぎているし、望遠時のAFはもうちょっと速くなってほしい。
超強力な望遠撮影を日常的に使う人ならおすすめだけど、そうじゃないならP30かな、という感じだ。
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