「iPhone 11 Pro」のスタミナはどう? 1年使った「iPhone XS」と比較してみた

» 2019年11月03日 06時00分 公開
[井上晃ITmedia]

 「iPhone 11 Pro」は、カメラ機能の進化が大きなトピックの1つだが、従来のiPhoneと比べてバッテリー持ちが飛躍的に向上したことも特徴だ。今回は、筆者が1年間使用したiPhone XSと比較して、バッテリーの持ちに具体的にどのくらい差があるのかを検証した。

iPhone 11 Pro 「iPhone 11 Pro」でバッテリーテストを実施

 iPhone 11 Proの仕様には、「iPhone XSより最大4時間長いバッテリー駆動時間」と記載されている。ビデオ再生は最大18時間、ストリーミングの場合には最大11時間駆動する。また、オーディオ再生では最大65時間の再生が可能と記されている。

 一方のiPhone XSは、「iPhone Xより30分長いバッテリー駆動時間」をうたい、仕様ではワイヤレスのビデオ再生は最大14時間、ワイヤレスのオーディオ再生は最大60時間と記載されている。

iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro/11 Pro Maxのスタミナは、前モデルのiPhone XS/XS Maxから向上している(左が11 Pro、右が11 Pro Maxについて)

検証の内容について

 今回の検証に用いたのは、筆者が1年間使用した「iPhone XS」と、新たに購入した「iPhone 11 Pro」の2台。どちらもバッテリー持ちの不具合が改善されたとされるiOS 13.1.1にアップデートしてある。画面の明るさは自動調整にした状態で、モバイル通信をオフにし、2.4GHz帯のWi-Fi接続のみでYouTubeアプリで動画を再生し、そのバッテリー残量の変化を記録した。なお、アプリのバックグラウンド更新などは全てオフにしてある。

 視聴するコンテンツは、画面に動きのあるものとし、複数のチャンネルを切り替えて視聴した。2時間がたったタイミングで1度目、9時間がたったタイミングで2度目のコンテンツを切り替えている。なお、内蔵スピーカーから小さめにではあるが音を再生した状態で維持した。

iPhone 11 Pro iPhone 11 ProとiPhone XSで比較

 1点ご留意いただきたいのは、1年間使用したiPhone XSゆえ、バッテリーのパフォーマンスがやや下がっているという点だ。事前に設定アプリの項目から確認したところ、90%のパフォーマンスになっていた。

結果は明らかにiPhone 11 Proの方が高スタミナだった

 検証結果としては、明らかにiPhone 11 Proの方がバッテリーの持ちがよかった。1時間視聴した状態では、iPhone 11 Proが97%、iPhone XSが95%であり、さほど差はないかとも思えた。しかし、時間が経過するほどその差は大きくなり、5時間が経過した時点で、iPhone 11 Proは68%残っているのに対し、iPhone XSは56%まで減っていた。

 その後、両者の差はますます広がった。9時間が経過した時点で、iPhone 11 Proの残量は38%なのに対し、iPhone XSは17%となり20%を切ってしまった。当然「低電力モード」を推奨する通知が出たが、今回は同モードを有効にはしていない。

iPhone 11 Pro iPhone XSは11時間強、iPhone 11 Proは14時間強、継続してストリーミング視聴できた
iPhone 11 Pro 今回のテストで計測したバッテリー残量(%)の推移は30分ごとに計測した

 最終的にiPhone XSのバッテリーが切れたのは、スタートから約660分(=11時間)が経過したタイミング。iPhone 11 Proの電源がオフになったのは約840分と少し(=14時間強)が経過したタイミングだった。その差は実に約180分間(=約3時間)。iPhone XSのバッテリーが最善な状態ではなかったとはいえ、ほぼ仕様の表記通りの結果となり、安心した。

 なお、XSより以前の機種ではさらに差は広がるため、最新機種への機種変更によるバッテリー持ち改善の恩恵はかなり大きそうだ。Apple Watchとの接続や動画撮影など、バッテリー消費量が増えそうな使い方を想定している場合でも、iPhone 11 Proシリーズなら従来機より安心して使えると思う。

 後はApple純正のSmart Battery Caseが登場すれば完璧だ。既にサードパーティー製のバッテリー内蔵ケースは販売されているが、やはり純正品の安心感は大きい。ホリデーシーズンまでの登場を期待したいところだ。

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