楽天モバイルの超小型スマホ「Rakuten Mini」に触れる どんな人にオススメ?

» 2020年01月28日 06時00分 公開
[田中聡ITmedia]

 楽天モバイルが、MNOサービス向けのオリジナル端末として「Rakuten Mini」を1月23日に発売した。価格は2万1800円(税込み)。最大の特徴は、何と言っても超小型のボディー。同社は、おサイフケータイに対応するスマートフォンとしては、世界最小・最軽量だとうたう。

Rakuten MiniRakuten Mini 「Rakuten Mini」のクールホワイト

 ボディーサイズは約53.4(幅)×106.2(高さ)×8.6(厚さ)mm、重量は約79g。一般的なハイエンドスマートフォンが幅70mm台前半、重量が150〜200g程度であることを考えても、いかに小さくて軽いかが分かる。実際に手に取ると、その小ささと軽さにはやはり驚かされる。本体は光沢仕上げで滑りやすいのと、軽さとも相まって、何かの拍子にツルンと滑り落ちてしまわないかと心配になる。また、ポケットにしまっても、その軽さゆえ、本当にポケットの中にあったっけ? と一瞬不安になるほどだった。

Rakuten Mini 手のひらにすっぽりと収まるサイズ感だ
Rakuten Mini 「iPhone 11 Pro Max」と比較。まるで大人と子どもくらいサイズが違う
Rakuten Mini 名刺の方がサイズ感が近い
Rakuten Mini Jelly Pro」よりは大きい

 ディスプレイはHD解像度(720×1280ピクセル)の約3.6型TFT液晶を搭載。6型前後のディスプレイが当たり前の現行スマートフォンと比べても、いかに小さいかが分かる。筆者の場合、握った親指が画面のどの位置にも悠々届くので、片手操作は全く問題なく行える。文字入力は、キーボードが画面半分の大きさで表示されるので、テンキーなら意外と快適に入力できるが、QWERTYキーボードはさすがに厳しいと感じた。

Rakuten Mini テンキーは大きく表示されるので入力しやすい

 Rakuten Miniのもう1つの特徴が、eSIMに対応していること。SIMロックは掛かっていないので、他社が提供しているeSIMサービスも(仕組み上は)使える。国内だと、IIJ(インターネットイニシアティブ)がeSIMサービス(現在はβ版)を提供している。なお、Rakuten Miniは物理SIMスロットは搭載しておらず、eSIMでしかモバイル通信ができない。楽天モバイル以外のキャリアは、いまだ国内向けeSIMサービスを提供しておらず、現時点でドコモ、au、ソフトバンクの通信サービスを利用することはできない。

 新たにeSIM用のプロファイルをダウンロードする際は、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「携帯電話会社」→「+携帯電話会社を追加」と進み、QRコードを読み取る。ここから、事業者が発行したコードを読み取ると、プロファイルのダウンロードが可能になる。なお、ダウンロードする際には通信環境が必要になるので、初めてダウンロードする際はWi-Fiが必要。

Rakuten MiniRakuten Mini QRコードからeSIM用のプロファイルをダウンロードする

 本体カラーはナイトブラックとクールホワイトの2色に加え、4月以降にクリムゾンレッドが発売される。プロセッサはSnapdragon 439とローエンドのものを搭載。SNSやブラウザなどの利用なら大きなストレスは感じないが、少し動作がカクツクかな? と感じることはあった。メインメモリは3GB、内蔵ストレージは32GBだ。

Rakuten MiniRakuten Mini ChromeとPokemon GO
Rakuten MiniRakuten Mini TwitterとFacebook

 バッテリー容量は1250mAhで、連続待受時間は約160時間、連続通話時間は約5.4時間。物理的にもバッテリーは小さいため、現行スマホで一般的な3000〜4000mAh程度のスマホ比べて、バッテリーの持ちが劣ることは覚悟しておきたい。実際にYouTubeの動画(720p)をモバイル回線で1時間視聴したところ、バッテリーは1時間後に73%、2時間後に45%、3時間後に9%まで減り、3時間17分後に0%になった。

Rakuten Mini YouTube動画再生後のバッテリー残量推移。ディスプレイ輝度は中間、横向きの再生ででテストした

 ホーム画面は、上下にスクロールする独特のものを搭載しており、アプリ専用の一覧は用意されない。右方向にスワイプすると楽天Infoseekニュース、左方向にスワイプするとウィジェットが現れる。こうしたUI(ユーザーインタフェース)も片手操作を意識したものになっている。

Rakuten Mini ホーム画面は上下にスクロールする。フォルダでの管理も可能
Rakuten MiniRakuten Mini 右スワイプで表示されるInfoseekニュース、左スワイプで表示されるウィジェット

 SIMスロットや3.5mmイヤフォンジャックがないので、外側にある目立つパーツは電源キーとボリュームキーくらい。非常にシンプルなデザインに仕上がっている。

Rakuten Mini 左側面にはキーやスロットはない
Rakuten Mini 右側面に電源キーとボリュームキーがある
Rakuten Mini 上部もシンプルなデザイン
Rakuten Mini 下部にUSB Type-C端子とスピーカーがある
Rakuten Mini アウトカメラは有効約1600万画素、フォトライトもある
Rakuten Mini 背面には楽天とFeliCaのロゴがある
Rakuten Mini 右下にはストラップホールもある。ポケットに忍ばせておくのが不安なら、ストラップを付けて首から掛けるのもありだ
Rakuten Mini 付属品。ACアダプター、USB Type-Cケーブル、3.5mmイヤフォン変換アダプター、ユーザーガイド(保証書)が用意される

 6型前後のスマホを使い慣れている身としては、さすがに3.6型だと物足りないが、解像度がHDなので、テキストや画像の視認性は問題ない。6型クラスのスマホから乗り換えようとは思えないが、サブ端末としてはアリだと感じた。軽くてかさばらないので、2台目として持ち運びしやすい。FeliCaに対応しているので、コード決済も含めた「スマホ決済用」、またテザリング活用して「ルーター用」に使うという手もある。

 そもそもMNOの楽天モバイル自体、エリアが不完全な事情もあって1台目として持つのにはまだ抵抗がある。約2万円という安さもあり、「試しに楽天モバイルを使いたい」という人にも適しているといえる。

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