では軽くいつものガスタンクから作例を。相変わらず彩度は高めなのだけど、不自然さがない鮮やかさでいい。HDRがよく効いていてシャドー部がつぶれにくいのも特徴だ。
HDRがよく効いているのが分かるカットを。道路の下をくぐる歩行者と自転車道で。ちなみに暗渠(あんきょ※地下排水溝)。
次は料理。AIをオンにしておくと、被写体を特定できたときアイコンが出る。中央のラインはガイド機能。構図をアドバイスしてくれたり、水平を取ったりできる。この機能はけっこう好き。
続いて夕焼け。多摩川で夕焼けを撮ろうとしたら「超広角で撮りましょう」と言われた。
そしたら、めちゃ鮮やかな夕焼けを撮ってくれた。
そして、猫。ちゃんとAIが猫と認識してくれる。
さらに、靴。いやたまたまカメラが足元を向いたとき、靴を認識したので面白いなと思って。
続いて夜。こちらはナイトモードでの撮影。
最後はライブフォーカス。背景をぼかして撮るモードだ。ちょっとややこしい被写体を狙ってみたけど、不自然さもなく、ちゃんとメインの被写体と背景がしっかり分離してくれた。
そんなわけで、開いて大画面、閉じてスリムという両方を使えるのは、カメラとしてめちゃ便利。閉じた状態の方が構えやすいので普段はそっちで、大画面で撮りたいときは開いて、と使い分けられるし、撮った後の写真をチェックしたり編集したりするときに、大画面に切り替えられるのはすごくいい。ピントが合っていなかったりブレていたりしても一発で分かる。
折りたたみ式の初号機なので完成度はどうかなと思ったけど、予想以上にしっかりできていた。
開いたとき、中央のヒンジ部分が完全にフラットにはならないのも、いざ使ってみると見る分には気にならない。触ると凹凸が感じられて違和感あるというくらい。
将来、もうちょっとこなれてくれば、ハイエンドの大画面スマホは折りたたみ式になっていくのかもなあ。
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