突然ですが「Galaxy Fold SCV44」を購入しました。日本では初めての折りたたみ(フォルダブル)ディスプレイを搭載したことはもちろん、想定販売価格が税込みで24万円超となったことでも話題になったあのスマートフォンです。
店頭でデモ機を試した時点では、「スマホとタブレットを別々に持った方が安上がりで、結局は便利そう」と、やや冷めた印象を持っていました。しかし、購入して使ってみると、スマホの機動力とタブレットの大画面を“いいとこ取り”した、バランスの取れた逸品であることが分かりました。
折りたたんだ状態でも使えますし、厚さに目をつむればポケットに入れられます。それでいて、開くと7.3型ディスプレイが広がる――思った以上に便利です。買って良かったと思っています。
ちょっと前置きが長くなりましたが、SCV44を購入するまでに幾つかの「困ったこと」がありました。今回の5分で知るモバイルデータ通信活用術は、そのいきさつを解説します。
SCV44の発売からさかのぼること約1カ月、この機種の発売元となるau(KDDIと沖縄セルラー電話)は「アップグレードプログラムDX」という購入補助プログラムの提供を開始しました。(現在は「アップグレードプログラムNX」に置き換わり、新規受け付けを終了しています)
このプログラムの最大の特徴は、au携帯電話の契約者でなくても利用できること。言い換えれば、au携帯電話の契約者でなくてもauのスマホを購入するチャンスができたのです。
そこで、筆者はSCV44をau携帯電話の契約なしで購入することを決断。サムスン電子の直営店「Galaxy Harajuku」で予約することにしました。
時は過ぎてある日、Galaxy HarajukuからSCV44が入荷したとの連絡を受けました。
喜び勇んで同店に行った所、Galaxy Fold購入にあたり以下のような制限があると説明されました。
既にある他キャリアの回線(SIMカード)で運用しようとしていた筆者にとって、これらの条件は寝耳に水。「定期契約必須」は誤案内であることが判明しましたが、端末単体での購入不可は覆らず、結局定期契約なしのプランを新規契約をした上で購入することになりました……。
他の販売チャネルについてはどうなのか調べてみた所、「auオンラインショップ」(Web)では端末の単体を購入できない上、本体代金の支払い方法が分割払い(割賦)のみであることが分かりました。一方、「au SHINJUKU」「au OSAKA」を始めとするau直営店では端末の単体購入が可能であることも分かりました。auショップを含む他の取扱店では、店舗によって対応がまちまちのようです。
販売チャネルによって、単体購入できるかどうか異なる点は、若干厄介です。できれば、全チャネルで同じように対応してほしいのですが……。
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