ソフトバンクのスマホ向けパッケージプラン「ウルトラギガモンスター+」には、特定のSNSや動画配信サービスに関するデータ通信量をカウントしない「SNS動画放題(ギガノーカウント)」という特典があります。対象のサービスは、月間50GBの容量制限を気にせず使えます。
そんなSNS動画放題の対象サービスに、1月31日から「Amazon Prime Video」が追加されました。
以前から筆者は、動画配信サービスを使って子どもに動画を見せています。動画配信の筆頭といえば「YouTube」……なのですが、子どもにYouTubeを見せると、次から次へと際限なく動画を「つまみ食い」してしまう上、動画のクオリティーに落差がある(それはそれでYouTubeのメリットでもありますが……)ことから、主にPrime Videoで配信される子ども向けコンテンツを見せるようにしています。
旅行中でもPrime Videoを見られる環境を整備しておくと、天候不良や家族の体調不良時など、屋内で過ごす時間が長くなっても「もしもの備え」として安心です。
ウルトラギガモンスター+の動画SNS放題は、テザリング経由でタブレットやPCで使った分も通信量計算の対象外とすることが明記されています。恐らく、テザリングで「Fire TV」などのキャストデバイスで視聴した際も、対象になるものと思われます。
ウルトラギガモンスター+を活用した「モバイル回線でのPrime Video見放題」は、Prime Videoへの依存度が高い我が家にとって、“救世主”となるかもしれません。
もっとも、今の所は月間50GB前後の容量があれば十分足りているのですが……。
オプテージのMVNOサービス「mineo」において、3月23日から通信帯域を譲り合うサービス「ゆずるね。」がスタートします。
その特典の1つとして、午後9時から翌日の午前7時までの通信容量が無制限となる「夜間フリー」があります。昼の混雑時間帯における「ゆずるね。」の成功回数が1カ月当たり10回以上になると付与されれます。
夜間フリーについて、オプテージでは「容量と速度、共に制限は適用しない」としています(※2)。「ゆずるね。」の成功回数次第ではありますが、実用的な通信速度が出るのであれば、夜時間帯の固定回線代わりに使うこともできそうです。
その名の通り、「ゆずるね。」は、ユーザー同士の譲り合い精神を重視して提供されるサービスで、特典の内容は今後変更される可能性もあります。しかし、MVNOにおける重要な課題の1つである「平日日中時間帯の通信混雑解消」を、mineoらしいユニークな方法で解決しようする取り組みであることには間違いありません。
夜間フリーが実用的なのかは気になる所ですが、まずはチャレンジに何回成功できるのか、注目したいです。
(※2)au回線を利用する「Aプラン」では、KDDI側の制限により直近3日間のデータ通信容量が6GBを超過すると通信速度制限を掛けられる場合があります
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.