シャープが、中国OPPOとオッポジャパンに対して、LTE関連で複数の特許権を侵害しているとして提訴した。
OPPOとオッポジャパンが侵害したとしている特許は、LTEおよびLTE-Advancedの無線アクセス技術に関するものだという。既に国内外で販売されているOPPOのスマートフォンが該当するものと思われる。
3月6日にOPPOをドイツのミュンヘン第一地方裁判所およびマンハイム地方裁判所に、3月6日と9日にオッポジャパンを東京地方裁判所に、損害賠償請求訴訟の提起を行った。
なお、シャープは1月30日にも、オッポジャパンに対して、スマートフォンのWi-Fiに関する特許を侵害したとして提訴している。こちらは損害賠償請求ではなく、特許権侵害差止仮処分を申請している。
シャープは知的財産権を重要な経営資源と位置付け、知的財産権が侵害されていると判断した場合は厳正に対処していくと表明している。
オッポジャパンは本件について「本件訴状が届いておりませんので、本件回答は差し控えさせていただきます」とコメントしている。
【更新:2020年3月9日17時22分 オッポジャパンのコメントを追記しました。】
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